脱原発は儲かるし、経済も活性化する(6/26フォーラム・・・その4))
フォーラムの最後は、城南信用金庫相談役・吉原毅さんがクロージングスピーチをしてくれました。その一部を紹介します。
「脱原発は儲からないんじゃないかと思っている寂しい大人たちがいっぱいいるのです。『日本と原発』の映画監督・河合先生のキャッチフレーズは、最近、「原発をやめた方が儲かるんだぜ」、「経済も活性化するんだぜ」ということを言っています。原発がなくても自然エネルギーで経済は活性化しますし、その上、自然エネルギーはものすごい力を持っています。アメリカではGEが大儲けしています。GEのCEOトップ・ジェフ、イメルトは、原発がない方が儲かる、と言っていますし、ドイツでは、シーメンスは原発をやめて、風力や太陽熱で儲けています。日本はどんどん置いていかれています。
日本はカルテルがあるからパネルが世界標準よりも大幅に高い、世界の太陽光コストは1ワット4円~5円です。ですから私は、並行輸入して、自分で作るようにしています。千葉県内にメガソーラーシェアリングを大規模にやります。農地の上に1/3位、小さなパネルを自前で設置し、整地費用も安い、その上、操作が自分でできます。日本の農地が450万haにソーラーシェアリングを自前で作ると、原発1820基分の電気になります。全部作る必要がないから、1割でも182基分、原発は現在54基ですから大変なエネルギーが作れます。そこにプラス農家の現金収入にも結び付きます。そうなれば地域の過密・過疎問題の解消につながり、子供たちは自然環境の良い所で暮らるようになります。ここには新しいベンチャー企業もできますから、そこでは新しい生活が始まります。
原発を動かせば恐ろしいゴミがます。年間に広島型原爆1.000発分のゴミが出ます。日本には原発が54基あるから54.000発分にもなります。何十年も原発を稼働したならどうなりますか。捨てる場所もあるわけでもなく、これらは子供たちへのツケになってしまうのです。このようなことを大企業は分かっているのですが、困ったものです。みなんで方向転換するべきだと思っています。どんどん自然エネルギー推進して、明るく前向きにやっていきたい。そういうことを真正面からとらえてくださる政治家の方々を選んでいきたい」(スピーチの一部を編集しました)。
明後日は投票日、このスピーチが何かの役に立たれば幸いです。(理事 髙橋佳夫)
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