リスや鳥たちが元気に棲める森を願って植樹祭
熊本地震で避難生活を強いられている皆さんには申し訳ないが、鯉のぼりが透き通った青空を泳いでいる景色を見ると、「平和」って有り難いと思います。暦の上では立夏となり、森の中では鳥たちが水浴びをしたり、巣作りに一生懸命なようです。
キビタキの雄とオオルリの雌は器に溜った水で水浴びをしていました。
コガラは、小さいシダの羽毛みたいな糸を集めて、巣作りに励んでいました。
足元では、アカハラが餌を探し回っていました。アカゲラはエサ台のヒマワリの種を摘まんでいました。
モズとオオルリは遠くから、エサ台の様子をうかがっているようでした。
リスが餌台に現われると、鳥たちは一斉に飛び立ちますが、5分~6分もするとエサ台に戻ってくる鳥たち。こんな様子を見ていると人間以外の生き物たちは餌を分かち合っているようです。
標高1200㍍付近では若葉が顔を出し切っていませんが、鳥たちは子孫を残すために体力をつけ、巣作りに一生懸命な様子です。
足尾の森も鳥たちやリスが棲めるような環境に早くなってほしいと思います。今年は、栃木県在住の森びとインストラクターの協力を得て、足尾・松木沢周辺の生態系調査を行います。来月にはメンバーが松木沢に集って、生態系調査の計画案を話し合います。
そのためにも今月21日の第35回足尾・ふるさとの森づくりを成功させたいと願っています。全国の森ともの皆さん、植樹祭でお会いしましょう。(理事 髙橋佳夫)
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