原発に頼らない暮らしを求めている市民に背を向けないでほしい
40年超えの老朽原発である関西電力高浜原発1、2号機(福井県)の延命の道を原子力規制員会が開いた。20日、規制委員会は「原発の40年運転制限」を骨抜きしたようだ。この新聞報道を読んでいると、「民進、川内停止せず」(毎日新聞)という見出しがあり、民進党は川内原発の運転停止の要求を政府にしなかった、という。
16日の南相馬市では、原発に頼らない暮らしを市民が真剣に考えていたというのに、野党・民進党の態度は、原発事故被災者や原発に不安を抱いている市民に背を向けている気がする。
フォーラムでは、東電の責任、原発停止の運動をどのように展開したらよいのか、先は見えないが、除染した農地で農業を始めている市民の挑戦をどのように支えていくか、“新しいふるさと”、“新しい豊かさ”を描き、実現していくための具体策をもって行政や官僚と向き合っていく、その力は分散してはならない、等を話し合ってきた。
当日は、民進党のたしろかおる参議院議員、金子恵美衆議院議員のコメントをいただいたが、市民の原発に頼らない暮らしづくりの足を引っ張らないように、民進党内では議論を強めてほしいものだ。(理事 髙橋佳夫)
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