命を育む森の主役に育ってほしい南相馬市の森の防潮堤
東京都内の一部では昨夜、春雷がありましたが、南相馬市では雨が降りませんでした。一昨日植えた木々が心配ですが、植林ボランティアの丁寧な植樹でなんとか土の乾燥に耐え抜くでしょう。
ところで、植えられた2万本の苗木の内、8004本は、JR東労組(地域の方々が里親となって育てた苗も含む)と“森びと”が提供した苗木でした。16種の苗木たちには東日本管内の多くの組合員・家族、そしてその運動に賛同してくれた小学校児童と先生、地域の方々そして森びとスタッフの想いがギッシリ詰まっています。苗木たちはそんな想いをしっかり受け止めて潮風や乾燥に耐え抜いてくれると思いますし、それをサポートするのが南相馬市民の「応援隊」の皆さんです。
当日はそんな想いと盛土に含まれている被災者の悲しみや辛さなどを風化させない様に、私たちはボランティアの皆さんに訴えてきました。特に、来賓者のブロックをサポートした森びと事務局・水落一郎さんは、大きな声でその気持ちを訴えつつ、植え方をアドバイスしてきました。植えられた木々はこんな私たちの気持ちを幹に宿し、元気に育ってほしいものです。(理事 髙橋佳夫)
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