南相馬市民の皆さんと一緒に盛土と心に鎮魂復興の木を植えたい
昨日(2/20)は、南相馬市ひがし生涯学習センターにおいて、3月27日に開催される南相馬市鎮魂復興市民植樹祭に向けての「市民サポーター養成講座」が開催されました。実行委員会より、当会が指名をされ、講座を受け持っています。
市役所からの呼びかけで集まってくれた皆さんは、午前と午後で計35名に集まっていただき、うち相馬農業高校の生徒(1年生・2年生)が23名参加をしてくれました。
今年度で3回目になる講座では初めて事務局で担うことになりました。事務局の岩橋さんの司会進行のもと、午前は筆者が、午後は事務局次長の小黒さんが、森びとの自己紹介とこれまで“山と心に木を植える”を合言葉にしてきた森づくりについて、人間は森に生かされていること、“木は根、根は土がいのち”などについて約1時間かけて提案をしました。
苗木の「植え方」をアドバイスしてくれたのは第1期インストラクターの斉藤仁さんです。苗木を持つ際は赤ちゃんを扱うように両手で丁寧に扱うこと、「木を植えることはいのちを植えること」、またご自身の実家が被災で被害に遭われた経験もあり、南相馬の復興の応援には非常に思い入れがあることが語られていました。
受講者にお願いをしたアンケートには、「自然の中の虫や小動物についての大切さを改めて教えていただきました」「自分が住んでいる南相馬市なので、自分でしっかりとやりたいと思った」「環境のことだけではなく、人命を守ることでもあったのに驚いた」「この地にいれなくなってしまった人へ戻ってきてほしい」「2度と津波でたくさんのものをなくしたくないと頑張ろうと思った」などと書かれていました。それを見て、私たちは市民の皆さんと一緒に森の防潮堤を作っていくことに自信が持つことができました。当日は楽しい森づくりを一緒に創っていきましょう。
前日19日には、残念ながら仮設住宅への訪問・交流ができませんでしたので、苗床と昨年度の植樹会場の生長具合の観察に行きました。昨年は2回草抜きを行いましたので、強い潮風にも耐えながらもビクともせずに成長をしていました。今年の植樹会場は昨年度の会場の東側になるそうです。
来週27日にも市民サポーター養成講座が行われますので、よろしくお願いします。
(事務局 小林敬)
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