経済競争の延長線では“心ひとつ”になれない
今日から仏・パリでCOP21が始まった。各国首脳が地球温暖化にどれだけブレーキをかけるメッセージを発するのか注目である。
2012年、ブラジル・リオデジャネイロで開かれた貧困を無くす国際会議で、国民からペペと呼ばれている大統領がスピーチをした。『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』(㈱汐文社発行)を読むと、COP21に出席している首脳にそのスピーチを聴かせたい。
当時のムヒカ大統領は、“現代社会は物を安く作り、高く売る、そのためにどこの国の人々を利用するのか、という経済から世界を眺めている。そのための仕組み、その優位性を確立しようと各国は睨み合っている。この仕組みに踊らされている現代人。これに気が付かないと環境問題、暮らし方の変革は不可能だ。この延長線上で「心ひとつに、みんな一緒に」などという話はできない。世界を襲っているのは欲深さの妖怪だ。現代危機の原因は、水不足や環境問題の悪化ではなく、本当の原因は人類がめざしている幸せの中身にある。発展とは、人間の幸せの味方でなくてはならない。・・・”、というような事を発していた。
今日は、仁平スタッフと「みちくさ」の片づけを終了させた。カンザクラも最後の花を見せていた。
2歳?になるキツネがあいさつに来てくれた。ツネ吉の子でなのか、どんな名前が良いのか。冬毛が暖かそうであった。(理事 高橋佳夫)
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