森づくりは暮らしのひとつ、林野庁長官・今井敏さんに報告書を提出
48時間に600㎜以上の雨が降って下流の堤防が決壊しました。この豪雨によってまたしても多くの方々が被災しました。お見舞い申しあげます。冷厳な事実からこの豪雨を見てみると、上流に森が存在しなければ600㎜以上の豪雨はどんな事態を巻き起こすのだろうか。改めて私たちのいのちは森が育んでいることに感謝です。
昨日は、林野庁長官・今井 敏さんを表敬訪問し、10年間育てている足尾・臼沢の森の現状を報告しました。岸井理事長から『足尾・臼沢の森観察報告書』を今井長官にお渡し、清水卓東京事務所副所長からスタッフ及び森林ボランティアの10年間の森づくりを説明しました。
すでに足尾現地を視察(6月)してくれた今井長官ですか、改めてスタッフ及び森林ボランティアの労苦と情熱を伝えてきました。(写真は視察の様子)
今井長官一行は、突然、足尾現地を視察されましたので現地で森作業していたスタッフたちは驚きましたが、今井長官は、地道に森づくりしている姿に感動したようです。
1時間にわたる話し合いの中では、岸井理事長は、“気候変動が世界各国の人々の暮らしを脅かしている中で、森に生かされている人間の暮らしを変革していかなければならない、そのリーダーに林野庁がなってほしい”と、エールをおくっていました。
臼沢の森づくりは、10年前、日光森林管理署や栃木県からアドバイスを頂きスタートしました。昨日の場には、当時の署長であった川端省三さん(現在は、林野庁国有林野部長)も同席してくれました。林野庁の皆様、大変お世話になりました。(理事・高橋佳夫)
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