森林を森林として成り立たせる仕組みを学びました
全国には1千万haの人工林があるそうです。この人工林(杉、ヒノキ、カラマツ等)を自然林に戻す試験をしている群馬県・赤谷の森を探訪しました。
今日は「心の森探訪in赤谷の森」を開催しました。集まってくれたのは森びと会員30名、案内してくれたのは林野庁関東森林管理局保全計画部長・井出さま、赤谷森林ふれあい推進センター所長・藤澤さん、担当・藤木さんの3名でした。
午前中は「森の恵みと学びの家」で赤谷の森プロジェクトの活動が藤沢さんから紹介されました。
午後はその現場に立って、間伐した人工林を自然の力で自然林に育てている様子を見学しました。見学の前にはヤマヒルのアタックに注意することを学び、カラマツと杉を間伐した跡地では、風や動物たちそして出番を待っていた実生たちが一気に芽を出して自然林の舞台づくりをしていました。
自然の力で自然林がどのように出来るのか予測できない中で、人間の仮説に対して自然の活動結果をさらに仮設して、それに対する自然の行為を検証していくという大変な試験をしている赤谷の森プロジェクト。
この試験は未来を生きる人類の「いのち」を育むことにつながっていくことを実感しました。その後は、「民話と紙芝居の家」で紙芝居を見ながら、何十年ぶりに子どもに還って、日本人の文化の有難さを振り返りました。
参加してくれました会員の皆様、土曜日にもかかわらず案内してくれました林野庁関東森林管理局の皆様、そしてみなかみ町の皆様、本日はありがとうございました。
(理事 高橋佳夫)
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