日本人の心のふるさとは森の中でしょうか
足尾・松木沢8時50分の気温は25度。昨日は多分夕立があったということと、連日の猛暑が身体に焼き付いていたので本日は涼しく感じられる朝でした。
私たちの足尾の森づくりは旧松木村跡地です。約113年前に廃村になりましたが、故郷を追われた村人の祠が現在も残っています。
森づくり範囲には祠と墓石があります。本日の作業は間もなくお盆を迎えますので、祠と墓石の周りの草刈りをしました。
鎌田、松村スタッフと筆者の三人で梅雨明け後に一気に伸びている草をかりました。草を刈っている二人の様子を見ていると、廃村になる前の村人の想いに寄り添っている感じがしました。
足尾ダムから一番遠くにある墓石での草刈後の休憩では、先祖を故郷に迎えられるもてなしをやり終え身体が沢風に癒され、心も洗われる気がしました。
午後は、柳澤スッタフが加わり南相馬市の「鎮魂復興市民植樹祭」用のタブノキの苗分け作業を行い、15トレイ・360ポットに苗を移し替えました。
その後、たっぷりと散水しました。森の防潮堤の力で震災と原発事故で被災した方々の故郷を蘇らせたいと、タブノキの幼木を移し替えました。
苗床に生えている栗が今年も実を付けてくれました。秋が楽しみです。皆さん、本日はお疲れ様でした。 (スタッフ・小川薫)
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