草木の生きる勢いに驚きながら、臼沢の森草刈り始まる
昨日の作業は、今にも雨が降り出しそうな空の下で刈り払い機の始動・点検からはじめました。森作業は臼沢の森の草刈りです。今年から各スタッフが森の担当をしていますが、臼沢の森は松村スタッフと小川スタッフが担当者。二人は先月から現地に登り、草刈りの準備をしていましたので、二人の作業指示を受けての草刈りでした。
筆者は久々の臼沢の森なので、草刈り現場までの紹介を実況中継的にお知らせします。第1ゲートから森の入口に向かう作業通路の周りは一面草に覆われていて、先が思いやられる気がしました。
しかし、2005年の森に足を一歩踏み込むと、樹高7mを超す木々たちのトンネルが私たちを迎えてくれました。森の中はほんの少しの草が生えているだけで、宮脇昭先生が教えてくれた通りの森が育っています。「最低3年間は草を刈ってあげなさい。それから後は手を加えなくても大丈夫」と言っていた宮脇先生。
さらに階段を登って行くと、私たちが「臼沢の乙女」と命名したシラカンバの樹があります。しばらく見ない間にウエストが30㎝位になってきていて「臼沢の母」か「臼沢のおばさん」(笑)と呼ばれるようになるかもしれません。
昨日の森作業現場は、2013年に植樹をした臼沢の森最上部です。イノシシとシカの食害に合って、大きな被害を出したところです。現場は、ススキなどの草に覆われ、太陽の光を十分受け止められない状況でした。草の陰に隠れひっそりと生きているヤマモミジを見ると「頑張れよ!」と声をかけたくなりました。
草刈り作業は、防虫ネットで完全武装した鎌田スタッフを含め4人で行い、帰り(下山)がけに階段の草をきれいに刈り取りました。これは、13日から始まる「夏の森作業」に協力してくれるボランティアを迎える準備です。
事前に苗木に目印を付けてくれた臼沢の森担当者の段取りに感謝しました。草と一緒に苗木を刈らずに済みました。
鎌田、松村(宗)、小川各スタッフの皆さん!お疲れ様でした。(スタッフ 橋倉喜一)
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