新たな10年の森づくりへ、志と情熱を振り返る・・その4
私たちの“山と心に木を植える”運動は栃木県日光市足尾町と岩手県八幡平市だけではありません。東日本大震災・フクシマ原発事故以降は、宮城県内の林野庁東北森林管理局が進める海岸防災林プロジェクト応援の森の防潮堤づくり、南相馬市が進めている鎮魂復興市民植樹祭の応援をはじめ、宇都宮市役所の植樹祭、奥州市の植樹際そして山形県、福島県、茨城県、神奈川県内の植樹祭さらに教育現場でサポートしています。
サポートしているのは2005年から始まった宮脇昭氏が校長先生の「森びと教室」を修了した120名の森びとインストラクターです。
この教室は2005年~2009年に開校し、宮脇昭理論を基本にした“ふるさとの木によるいのちの森づくり”をけん引するリーダーを育ててきました。
足尾の現地に立って、負の歴史とはげ山の治山・緑化事業の歴史、土壌分解動物たちの調査、鹿の食害防止、苗づくりから植林の実習そして話し方等を学んできました。
2009年以降は修了した皆さんが実践ゼミにも参加し、植生調査実習や間伐実習を行ってきました。
そのインストラクターが各地で色々な形で未来のいのちを育む森づくりを推進しています。
森びとインストラクターの皆さん、森づくり10年を迎える足尾の森を訪れ、自分で植えた苗木たちが元気に育っていることを確かめてください。そして10年前の志を本物にしてください。(理事 高橋佳夫)
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