生き抜くために耐えるアラカシ、生きるために柵を破る鹿
今日の足尾松木沢は風もなく作業日和でした。松村スタッフはビニールハウス内でドロ箱を作り、スダジイを蒔いてくれました。筆者は明日のJICA研修サポートの準備をしました。
松村スタッフが帰って中倉山の陰になって陽射しが無くなる頃、明日のJICA研修で現地視察をする臼沢の森をチェックしました。8年前に試験的に植えたアカガシは足尾の環境に耐えて生長していました。生長は鈍い感じですが、樹高は2メートルを超え、幹周りは人間の腕ほどありました。
上の方でガサガサと音がしたので近づいてみると、鹿が数頭森に入っていました。追い出そうとましたが、1千㍍ある頂上へ逃げていきましたので追うのを諦めました。西側の柵をチェックしたところ、3箇所も柵が破られていました。鹿たちの生き様には頭が下がりました。久しぶりに松木沢の上流を眺めました。沢風にのって冬がそこまで来ている感じでした。
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