会津の森・カシナガが動き出すか?!
会津でも空梅雨が心配だと話していました。「田んぼの水は心配ないが畑の野菜が心配だ」、ということでした。昨夜は小雨が降りましたが、今日は真夏日を感じる日でした。
昨日から今日にかけて福島県大沼郡金山町の国有林の一部で炭による樹勢回復実証実験の調査をしました。この調査は21日に実施する同調査の観察会に向けた準備手でもありました。1回目の調査はすでに6月上旬に実施し、現在は、委員の青木淳一先生(横国大名誉教授)、大森禎子先生(元東邦大学教授)、小川眞先生(大阪工業大学教授)が分析中です。
2回目の調査は、主にナラ枯れの主因とされているカシナガの穿孔等をチェックしました。A区からG9の調査木の写真を撮り、穿孔跡や樹液等をチェックしました。また、観察会ではお世話になるコクヨ雨林のある区長さん、町役場・産業課の皆さんへご挨拶をしてきました。(役場から見える只見川西側の森は昨年に枯れ、白骨化していました)
今後は、カシナガが本格的に動き出す時季を迎えますので、調査は毎月実施していきます。調査の中心になっているのが森びと福島県ファンクラブの皆さんです。私たちは、是非ともカシナガが穿孔する誘因・素因の解明を果たしていきたいと願っています。森が衰弱すると生き物の命が縮まり、国土が死んでしまいます。
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