自然界の小さなつぶやきに耳を傾けて
事務局は大震災後はじめて足尾に入りました。今日は採石を10㌧購入し、「みちくさ」の入り口手前の広場にその採石を敷きました。朝の気温は7度でしたが、午後には4度まで下がり3時頃には雪が降ってきました。風も東から吹いてきましたので、原発事故の事も考えて作業を中止しました。
わがスタッフは大震災翌日の12日、足尾現場に入って落石などをチェックしました。前橋の松村さんが入って調査した結果、臼沢の森には2つの大きな岩が落石しましたが、石は食害防止の柵で止まっていました。落石をチェックした後、松村さんは臼沢の森近くの茂みでフクロウに遭いました。早速、デジカメでフクロウを撮影したのがこの写真です。今日、松村さんはその写真を見せながら言っていたことは、「フクロウを観た時、何かつぶやいているようだった」ということでした。
フクロウは何をつぶやいていたのか興味がありますが、大震災の被災を受けてはっきりしたことは想定外のことが起こることは事実であり、発生した自然の猛威は人間の科学力や技術力では計り知れない力をもっていることでした。
人類が足尾銅山の鉱毒事件を教訓化出来なかったから、原発の事故が起きてしまったと思います。子供達、孫達に安心して住める環境を創る事、森づくりももちろん大切ですが、危険な原発を無くす事も取り組んで行かなければならないと思います。今の計画停電と執拗な節電は戦時中の国家総動員法では無いか?と思ってしまいます。
電気が必要だから原発は必要なんだ!と言う議論に負けないで原発はいらない!と叫び、子供達、孫達に安心して住める地球を残して行きたいと思います。
投稿: セコム | 2011年3月31日 (木) 04:20