間伐作業には大切な森への畏敬の念
全国的に降雪となった11日~12日、山梨県北杜市で「森びと実践ゼミ」(冬季)が実施されました。12時30分、受講者9名はJR中央線日野春駅前に集合、雪の降る中を駅前の旅館へ直行して迎えてくれた自然とオオムラサキを親しむ会のメンバーと講師の小林清さんと合流。一行は即、作業着に着替えて雪の積もった現場でチェンソーを使った間伐作業の実習をしました。
幹の直径が30㌢から40㌢の赤松を伐倒する方法を小林さんから教えていただきました。作業の必需品と道具、そして使い方を教わり、実際にチェンソーを使って松を切り倒しました。16時から一時間は旅館に移動して、チェンソーの手入れ等を教えていただきました。一日目の実習が終了した後は市が経営する「むかわの湯」という温泉で冷えた身体を温めました。夕食・懇親会は小林さん、オオムラサキの皆さんも同席して、森を元気にする強者たちの懇親を深めました。翌日は、朝9時から実習開始、11時には「オオムラサキセンター」でオオムラサキの生態を観察しました。
教えられたことはチェンソーの扱いは当然ですが、安全第一を意識して作業することでした。伐り倒す木にツルなどが絡み合っていないか、倒した木に他の木がくい込んで枝切りや玉切りの時にその木を跳ね上げないか等、木を倒す前と倒した後の周囲を把握しておくことの大切さを学びました。そして、木の脅威を忘れずに、作業開始前には森に感謝する気持ちを表す行為を行っていくことを教わりました。指導してくれました小林清さん、森と生きる心構えと命の大切さを教えていただきましてありがとうござぃました。また、二日間、私たちの実践ゼミをサポートしてくれた自然とオオムラサキを親しむ会の皆さん、心温まる準備と交流をつくっていただきまして感謝します。
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