冬の松木の森に桜の花が咲きました
今日は風のない青空の下で作業ができました。朝9時にははぐれ猿の「ブラキン」(ブラブラと勤労意欲がなさそうな猿)が松木の杜でひなたぼっこしていました。どうもツバキのつぼみを摘んでいるような仕草をしていましたので、“仕事を始めるよ”と声を掛けると柵から出て行きました。
10時過ぎになると寒桜10本を積んだトラックが森びと広場に到着。寒桜を運んでくれたのは森びとインストラクター・大塚さん、早速、作業の打ち合わせをして花を付けた桜を植えました。樹高3メートルを超す苗木なので支柱で幹を押さえました。午後には、「ブラキン」や他の猿軍団に樹皮を食べられないようにネットを巻きました。松木の森周辺は山に囲まれているため、14時を過ぎると太陽が当たりません。西北の松木沢から吹いてくる冷たい風が作業を鈍らせますが、事故・怪我もなく植樹は終わりました。事務局員、事務局スタッフの皆さんありがとうございました。
西北の冷たい風に無口になって作業をしていましたが、ピンクの桜の花を見ていると“ありがとう”という言葉を掛けてやりたくなりました。来年は旧松木の村の村人が花見をしていたように、楽しい花見ができることを願って帰路につきました。
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