常に現場(森)に立って“変化”を感じる
ロシアでは猛暑による山火事等によって被害が拡大し非常事態宣言が出され、ロシアへの渡航警告を発した国もあるほどです。また、中国では豪雨とそれによる土砂流出で何千人もの犠牲者が出て軍隊が救出に当たっています。先月、日本でも九州北部、中国地方では土砂災害で尊い生命が奪われました。大型トラックが何台も流された会社の方は「想定外だ?」と言っていました。
亡くなった方、被災した方々は「想定外」の異常気象に驚き、自然の脅威に震えているのではないでしょうか。“想定外の恐ろしさ“と言われてもなかなか想像・予知できるものではありません。でも人は森に生かされているという意識を具現化してみると自然(森)の変化に気づくかもしれません。
宮城県七が宿町の佐藤光夫さんから“真夏の紅葉”が届きました。それは山形県小国町へ向かう途中から見たナラ枯れの写真です。この写真を森の”変化”だ、“森が悲鳴をあげている”と佐藤さんは感じました。「NPO法人水守人の会」の代表・佐藤光夫さんは森の衰弱に危機感をもち、数年前から炭を撒いて森を元気にしています。佐藤さん写真ありがとうございました。
足尾森びと広場では7日と8日、事務局員とJREUの組合員の皆さん、東京のインストラクター数人で臼沢の森の草刈りをしました。一年ぶりに臼沢の森に入って草刈りをした方もいたようですが、現場に入ってみて若木も人間と同じで猛暑の中で草に覆われては暑苦しいのだ、ということに気づいたようです。
色々な自己都合理由で現場に立つことを怠れば、自然(森)の変化、社会の変化そして家族や職場の変化に気づかないようです。自分で植えた幼木が自立できるまで育樹する責任を持つことが自然の恵みに感謝することではないでしょうか。長崎の平和の鐘に黙祷です。
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