幼苗から教えられる生きる力強さ
「どくだみ荘」の窓から見える足尾ダム方面には青空が見えます。今日も本番の森づくりに向けて準備です。第17回足尾・ふるさとの森づくりに参加する方の総数(11日現在)は778名です。応募してくれました皆さんに感謝します。天気予報によると当日は晴れ時々曇りです。予報う通りであれば新緑と新しい命が皆さんをお迎えできます。GWでは一気に温かくなり、サトザクラが開花してくれましたし、昨年蒔いたブナ、ウリハダカエデ、エノキたちは苗床で新しい命が誕生し・幼芽を見せてくれています。寒い西風と雪に耐えながらそして寒暖の激しい天気が続いている自然の厳しさにも負けず、文字通り命をかけて生き抜いた幼木の力強さが身に染みます。
昨日は今市市在住の鎌田さんご夫妻が集めてくれた栄養豊富な黒土514袋を足尾まで運びました。午後は松木の杜の周囲に張るネットのポールを刺し、植樹用の穴を重機で掘りました。今日は臼沢の森の穴掘りです。
足尾ふるさとの森づくり5周年に参加して
故郷が足尾にある一人として、改めて振返りこんな事を感じています。
最初は、森びとがここに森を再生しようと活動を開始したとの情報(毎日新聞)に驚きです。それは、親たちの会話から子供心に多くの試みがなされたが効果は非常に少ない事を覚えていた事によります。
次に、森作りに参加して心配と不信感です。それは、急斜面に植樹の穴を掘り必要な肥料が供給されても、推測ですが集中豪雨で穴ごと流されてしまうのでは、それに後の世話が出来ないのではの推測によります。
次に、総会、再度森作りに参加して安心と期待感です。理論と実践、組織と人の繋がりの凄さに気付いた事によります。
次に、今回森作りに参加して感動と感謝です。それは、こんな急斜面にも負けずにヤマモミジ、ブナ、ミズナラ達が人の背丈を越え林を出現させていた事で、この一帯に森が再生すると実感した事によります。
次は、森びとに参加た達成感を味わう事です。現在は、この経験を今住んでいる地域の活動に活かす事で味わおうと汗をかいています。
投稿: 本田 実 | 2010年5月16日 (日) 23:25