信念を貫き通す森びと達に支えられた09年
日本の森を救う緊急提言を提出できたのは、多くの皆さんに支えられて5年間の森づくりが地道に続けられてきた結果です。来年は森づくりをはじめて5周年の年です。支えてくれた多くの皆さんに心から感謝申し上げます。
今年も多くの皆さんの“自然環境と人間の生命を大切にする心”とその情熱、そして苦労を惜しまない育樹・育苗活動によりまして8、979本の木を植えることができ、その心を吹き込まれた苗木たちは冬の眠りに入っています。
足尾では今年の早春、雪の降る中で重機を操縦しての開墾、そしてスコップでの穴掘りが苗木たちを元気にしています。みちのくでは、雨にもかかわらず森づくりに参加してくれた皆さんの心を大切にして、事務局は自然の力を活かした育樹・育苗活動をすすめています。この森づくりには、年間1千人以上のボランティアの皆さんの情熱と汗が結晶し、過去に人間が壊した森(旧足尾銅山跡地と旧松尾鉱山跡地)を、いのちの森へと回復させています。来年は“山と心に木を植える”運動がもっと社会へ躍動できればと願っています。
天気予報では、大晦日から元旦にかけて雪と寒さが厳しい、と報じています。自然の恵みに感謝し、今年の森づくりを振り返ってみることにします。
コメント