約1万本の小さな命に元気の息吹を吹き込みました
先月26日と27日、みちのく事務所は苗分け作業を行いました。両日とも気温30度を超す猛暑でしたが、作業には延べ200名の皆さんが汗を流してくれました。
事務局は長い冬眠から目覚める若木に期待をしていましたが、今年の苗床は異変が起きていました。苗床には何者かの“通り道”があちこちにでき、ポットには無数の穴が空いていました。トチノキの苗床を見ると、1本も芽が出ていません。全てのポットを掘ってみるとトチの実はひとつもありませんでした。ミズナラや栗の苗床にも同様のことが起きていました。私たちは唖然としました。
しかし、元気に冬眠から目覚めた若木たちの苗を分けました。作業には、旧松尾鉱山で働いていた青木さん、中軽米さん、佐々木さん、そして6月6日の植樹(雨で中止)に参加してくれたauの社員のみなさん、八幡平市の市民のみなさん、JREUの組合員の皆さん達が駆けつけてくれ、苗木1本1本を丁寧に分けてくれました。苗分けは2日間で9812本行いました。猛暑の中、約1万本の小さな生命に元気の息吹を吹き込んでくれました皆さん、ありがとうございました。
事務局は昨年からの今年にかけて起こった異変(食害)に関して、様々な方々のアドバイスを頂戴しています。苗床はネズミ等の棲息エリア内なので仕方ない、とは思いますが、人が森(自然)と共に、永遠に生きていくためには、私たちの知恵と努力を発揮しなければとその策を検討中です。
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