柚子のトゲに刺されて、森の心にかえる
今日は柚子を採りました。昨年いただいた柚子で作った柚子酒が無くなったので、柚子酒を作るために後輩の家を訪れました。家はJR安中榛名駅から数分の所なので、途中、宮脇昭先生指導のもとでつくられたJR東日本の森に寄ってみました。住宅造成地の斜面にはカシ類の木々が元気に育っていました。
ところで2週間後には冬至を迎えます。ご存じのように、この日を境に昼の時間が長くなります。と言っても寒さは厳しくなり、植物も人間もこの厳冬を元気に乗り越えていかなくてはならない時季です。冬至には、夏に収穫したカボチャを食べ、風邪の予防や疲労回復のために柚子湯に入る、と言われています。農薬も肥料も使わない柚子の香りだけでも、今日は元気をもらったようでした。
柚子の木には鋭いトゲがあり、簡単に実を採ることができません。トゲに刺されましたので、全部の実を採らずに、何個か残しておきました。「柚子の大馬鹿16年」等の諺があるように、自然の恵みを得るには手間と我慢がともないます。そんなことを考えながら、今夜は香り高い柚子の実を風呂に浮かべて、私たちが自然(森)に生かされていることに感謝しました。明日は、柚子酒を作ります。
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