雪国へ嫁ぐ苗木に願いを込めて
足尾は秋近かしです。昨今でも秋は結婚式シーズンと言われているのか知りませんが、昨日は雪国へ嫁ぐ苗木の身支度をしました。ドングリに命を吹き込まれた苗木は八幡平と足尾で寒さに耐えて、小さなポット内に根を張り、全ての生物のために森を形成しようと嫁ぎ先を待っています。
今年の春過ぎ、ホームページを見た雪国の方から、「苗木を提供してくれませんか」との電話が事務所に入りました。早速、事務局は苗木たちの写真(樹高と根の様子)を送り、先方に判断していただきました。写真だけのお見合いで嫁ぐことが決まり、事務局は秋を待っていました。
八幡平と足尾で育っている苗木は、寒さと強風に耐えて生長していますので、美人ではありませんが足腰はしっかりしています。この苗木たちは今月、雪国の大地に根を張ることになります。事務局は、ボランティアの皆さんの自然と人間の命を大切にする願いを苗木たちに言い聞かせながら、最後の身支度をしました。間もなく、苗木たちは事務局員の運転する車に乗って雪国へ嫁ぎます。
ドングリに命を吹き込んでくれた多くのボランティアの皆さん、そして3年間も間苗木たちを育ててくれました皆さんに心より感謝します。
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