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2021年7月13日 (火)

異常気象に森の機能が発揮できる落葉広葉樹の森づくり

 夏の感謝デー5日目。朝8時半の気温は22.5℃、天気は曇りでした。足尾町民の多くは今日からお盆です。松木村跡地には廃村前の墓、祠が残されています。毎年の事ですが、村人の生活の糧を奪われた怒り、村から追い出された悲しさを忘れまいと、墓と祠に花を供えました。1 11 2 3 今日の作業には、森びとインストラクター二人が手伝いに来てくれましたので、午前中は「臼沢の森」内の2005植樹会場に造った「M&mベンチ」付近の枝伐りをしました。

4  間もなく梅雨が明けてくることを見越して、ベンチ付近に太陽の陽を刺しこもうと、大塚インストラクターのアドバイスを頂きながら作業しました。2時間ほどの作業で、ベンチ付近には温かい陽が刺し、陽のエネルギーを我慢していたヤマモミジ等は元気をつけることでしょう。5 6 午後は、新生・森びとプロジェクト運営委員会の中村幸人代表、井上委員、大野委員が私たちと合流しました。目的は、新生・森びととして始まる新しい森づくりの現地調査でした。Photo 現地に入る前には意見交換を行い、世界で続いている気候変動による異常気象の猛威に自然(木々・森)の力を活用できないか、という視点からの森づくり案を練り上げていくことにしました。足尾・松木沢の松木川沿いの砂地にはヤナギ等を植えて、荒地に地にはパイオニア種を植えて、荒廃地には黒土等を混ぜ合わせた地にふるさとの木を植えて、それぞれの木の生長と機能を調べていくことにしました。7 8 9 あいにくの雷雨でしたが、びしょ濡れになりながら、土の常態や植生を見て回りました。その後は、簡単な意見交換をして、午後4時過ぎに帰路につきました。本日の作業は、中村、井上、大野、加賀、大塚、橋倉、そして筆者でした。(報告・高橋佳夫)

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