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2018年5月 9日 (水)

無駄のない森作業とスタッフたちの優しくも厳しい心意気!

 昨日(8日)の足尾・松木沢の気温は12℃、天気は霧雨でした。小屋に着くと、鎌田さんがストーブを焚き、松村(健)さんがコーヒーを用意してくれていました。冷えた身体をコーヒーで温めながら、加賀さんから本日の作業が提案、午前は臼沢の森での植林と柵の補強、午後は草刈り、篠竹に麻縄付け、時間があればポット苗の草取りをすることになりました。 

Photo  早速、作業開始。背負子に必要な道具と苗木を入れ、水分を吸ってずっしり重い背負子担いで階段を登りました。背負子に入れた苗木は、コナラ90本、ブナ20本、モミジ25本、イヌシデ80本 の計215本でした。

Photo_2  森作業をしながらの皆さんの声は前向きで、マルチング用の枯草が足りないこと、枯草の置き場は植える人の立場に立って置いておくことなどが出されました。また、苗木を運び揚げるには専用の袋を用意すれば背負い易いことが分かりました。そんな声を聴きながら作業していると、筆者のヘルメットからは汗が流れ、身体はポカポカでジャケットを脱いで作業するほどになりました。 

Photo_3  昼食後は篠竹の本数を数え直し、民集の杜1.500本、翌日の植樹祭用に1.200本(合計2.700本)を用意しました。篠竹に麻縄を付けるのも参加者が動き易いためですが、植樹祭本番に向けた準備はスタッフの皆さんの参加者を迎える優しく、安全第一の心がけが活かされているのだと思いました。

Photo_4  筆者は、民集の杜で加賀さんと一緒に草刈りを行いました。一人で草刈りをするのは初めてでしたが、3月に鎌田さんから教えられた操作方法を思いだし、加賀さんの操作を真似て何とか石を避けながら作業を進めました。

Photo_5  小屋に戻って家に帰る前のひと時、鎌田さんから毎日新聞の社説(5月4日付)を印刷したペーパーが渡されました。その記事は、群馬県みなかみ町「赤谷の森」で行われている人工林を自然林に戻す取り組みの報道でした。日本の森の在り方と私たちの暮らし、そして税金の使われ方についてを考えよう、という鎌田さんの提案のように思いました。スタッフの皆さんは、ただ木を植えているだけではなく、社会の出来事にも無関心では駄目なのだ、ということを教えられた気がしました。

Photo_6

Photo_7              桑の実が熟するのが楽しみです

 昨日は、筆者にとってキツネや仲良しのキジ、カナヘビなどの“友だち?”と出会えた一日でした。スタッフの皆さん、お疲れ様でした。その上、森と生きていくことの大切さを教えていただきましてありがとうございました。昨日のボランティアは、岡安、加賀、鎌田、橋倉、松井、松村(健)、松村(宗)そして筆者でした。(報告 太宰初夏)

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