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2018年1月22日 (月)

私たちは“生物社会の小さな一員、海や森に生かされている”

 天気予報では今日から関東の平地でも雪が降るらしい。報道では一昨日からその警戒を呼び掛けている。明日は足尾の森作業日、当然、森びとスタッフ達は森作業の有無を考えている。

P1219880  その基準は事故と怪我を起こさないことが第一だ。冬用タイヤの装備は当り前のことだが、車を運転するスタッフはシニア。反射神経などは以前よりも鈍くなっている事を前提に、その上、比較的軽い車両の軽自動車は積雪に弱い、雪道の経験が少ないスタッフと身体の健康状を踏まえて判断する。さらに、想定外の異常気象が荒れ狂っているこの頃の気象状況を忘れないようにしている。

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P1219886  当委員会設立から心がけていることは、異常気象の警戒と対策にとどまらず、どうして大寒波が南下し大雪が降るのか、という暮らしを脅かす異常気象の原因の本質を考えている。常に、背後要因に迫るようにしている。

P1219898  社会では警戒と対策だけを考えてしまう傾向にあるが、全ての生産と消費活動はこの大地が支えている。それなのに、世界の一部権力者は、これからも持続可能な生態系豊かな大地を守り育てるという視点が弱い。その対策は“待ったなし!”であるのに。

P1219865  暮らしの基盤である大地の力が、森の力が強風、大雨、熱波などから大地を守れなくなっている。中央地方行政機関の職員、政治家、企業経営者そして報道機関関係者は、そして私たちは“生物社会の一員にすぎない人間・海や森に寄り添ってしか生きられない”という冷厳なこの事実を受け止めなければいけない。

P1219901  明日の足尾・森作業は現地町民の情報を基に、スタッフ達と話し合って判断する。(理事 髙橋佳夫)

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