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2016年10月の24件の記事

2016年10月 7日 (金)

天高い秋の青空、清々しい沢風、モズやカケスの囀りに“幸せ”です!

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 松木の杜の桜の葉も紫色に薄化粧、臼沢の森を望遠で見ると木々の葉が薄化粧始めました。楽しみな秋の秋祭りの準備でしょうか。心が躍ります。

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 天気が良いので今日は乾燥が早いと思い、「みちくさ」、「舎務室」、「うんしゅう亭」の木部の防腐剤を塗りました。うんしゅう亭の塗装前と塗装後は分かりますか。

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 相棒の仁平スタッフは北海道に初雪が降ったニュースを見て、足尾の気温も3度になったので常緑樹の苗木をビニールハウスに移動しなければならないと、ハウス内の整備をしました。

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 作業小屋でコーヒーを飲んでいると、テーブルの上に沢山の雑巾が置いてありました。なんと日光市に住む正会員・鈴木さんのお母様が作ってくれた雑巾が届けられていました。男衆が多い作業場を気遣って届けてくれたようです。鈴木さん、ありがとうございました。

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 みつくさで防腐剤を塗っていると男性のハイカーが声をかけてくれました。男性は、「中倉山を目指していたら“スズメバチに注意”という看板があったので、登頂を断念して松木渓谷を散策します」、と上流に進んでいきました。

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 周囲のではモズが囀り、花が終わったススキが逆光に輝いていました。心を休めながら、夕方からは、臼沢の森の石碑に心を込めて入魂、来年春に建立しようと考えている碑を刻みました。

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 今宵は、とてもきれいな星空を写真に収めようと、森びと広場でスタンバイしています。(報告 高橋佳夫)

2016年10月 5日 (水)

ダニ・マニア現る!新たな境地を広げる経験に!

 10月1日事務局の質的向上の場として「どんぐりゼミ」を開催しました。島野智之法政大学教授に「気候変動と土壌生物について」題した講演をしていただきました。

 先生は横浜国大にて森びとの前顧問であった青木淳一先生の下、土壌動物の研究をされた方で、最近は「ダニ・マニア」という本も出されました。

持続可能な開発を意味するSustainable Development (SD)を2年前から法政大学にて研究をされています。それは、世の中の持続可能性をどうしたらいいのかを研究する学問であります。講演の中で様々な話と問題提議があげられました。

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 40年前にローマクラブが報告した世界人口のグラフから2030年までに人口がピークに達し、それ以降は下がる。これは何を意味するのか。

 地球温暖化というより気候変動化が正しい表現では。ロシアのウフタに研究にいかれた時の永久凍土の話。福島の制限地域に入られて土壌調査をした話。ボルネオの森。明かに原生林が減っていること。沖縄やんばるも森も20年前とは大きく変わってしまったこと。

 地球変動により、鳥類や土壌動物の中で生き残れるグループと生き残れないグループの2つにわかれる。土の中はわけがわからない。魑魅魍魎。土壌生物の働き。植物の根がどうやって、栄養を取り込むか、など。多くの写真とともにお話しをいただきました。

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 青木先生からダニの研究を引き継ぐだけあって、幅広く色々な話をわかりやすく話していただきました。また、気候変動化について、違った視点で考えることができました。森びとの活動に生かしたいと思います。

 ゼミ終了後は交流の場を設け、お忙しい中ではありますが、島野先生にも参加いただきました。森びとの活動にも積極的にご協力いただけるとのことで、来年の心の森探訪は知床に先生と共に行こくことが話題になりました。島野教授本当にありがとうございました。

 

(事務局・宮原哲也)

 

2016年10月 2日 (日)

第4回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭の準備をしています

 ぐずついた天気から一転して昨日は秋空の下、応援隊は、苗木場周辺の草刈りとポット内の草取りを行いました。今回で4回目の植樹祭を23日に控えて、苗木の選定と補植する苗木の準備作業を行いました。

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 すでに苗木選定は先月28日に箱崎氏からアドバイスをしていただき6種類380本(シロダモ・エノキ・マサキ・ユズリハ・シラカシ・スダジイ)を準備しました。さらに補植用苗木にはタブノキを200本準備し、第一回植樹祭会場の除草作業(10/8)で行うことにしました。

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 作業前には、2013年に植樹した苗木の生長を観てきました。苗木は大きく生長しコナラやサクラの木は2~3メートルになり、今後の生長が楽しみです。

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 会場脇には、相馬農高の生徒が植樹したハマナスの花が可憐に咲き、寂しさを感じる浜辺に暖かな雰囲気をつくっていました。昨日の準備作業は、岩橋、菅野、山田、松本(山田さんの友人)、東城でした。お疲れ様でした。(報告 東城敏男)

 

2016年10月 1日 (土)

「心の森探訪inやんばるの森」④-2 ~心の森 〝心に木を植える″~

前回の続きで、もうひとつの「心の森」についてです。 

2日目の夜に、沖縄在住の安慶名さん、城間さん、宮城さんが宿泊所に駆けつけてくださいました。

P9200057 「昨年の足尾の植樹祭に参加して以来、ずっと苗木の生長を思っている」というお三方に、先月撮った苗木の写真をお見せしたところ、「こんなに育っているのだね!」と本当に嬉しそうに見つめて、「必ずまた足尾に行きますよ」と固く握手をしてくださいました。Photo心をつなげて、一緒に森を育てていくのだと、心が温まりました。

それから、同じ夜、サプライズがありました。9月生まれのメンバー3名(ひとりは私)に、なんとバースデーケーキがプレゼントされたのです。P9200063忙しい中、暑い中、労をいとわず「仲間を祝おう!」という森びとの皆さんの気持ちが心に沁みて、力が湧きました。

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森びとの「森づくり」は、志を同じく持つ人々との「心づくり」でもあると、この旅を通じて感じました。

Photo_5森びとの合言葉〝山と心に木を植える″の意味を、心で理解し始めました。

Photoこれからも多くの皆さんと一緒に、「山の森」と「心の森」を豊かに育て、広げていきます。

沖縄・やんばるの森で、大切なことを学ばせていただきました。大変お世話になりました。ありがとうございました。

(事務局 唐澤真子)

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