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2015年10月26日 (月)

地産地消で地球温暖化にブレーキかけよう!

Pa261991 木枯らし1号が東京で吹き、北海道では初雪が降った。26日の朝、奥山では霜が降りた。木枯らし、初雪、降霜によって四季の移り変わりを感じている私たち。

2 ところで春と秋の季間が短くなっている気がしませんか。4月下旬には気温25度を超える日が当たり前となり、10月になっても気温25度の日が何日もあった。夏は猛暑日が毎年増え、熱中症で病院へ搬送される方々が増えている。

Photo このような気候変動は日本ばかりでなく、世界各国では干ばつ、熱波、大雨、寒波等で穀物生産が打撃をうけている。生産量が減ると、少ない穀物をめぐって競争が激化し、価格が高騰する。トウモロコシを主食にするメキシコでは暴動が起こった。

Photo_2 日本の穀物は60%以上を海外に依存している。その生産国が異常気象で農作物の被害に遭っている。これ以上、気候変動がすすむと農漁業等に甚大な被害が拡大し、それは私たちの暮らしを直撃、やがて世界各国の政治問題へ発展する。

 

1衣・食・住とエネルギーから気候変動を考えると、命を守るための暮らし方に行きつく。特に、60%を海外に依存している食糧問題ではこれからの暮らしが心配だ。飛行機や巨大船から二酸化炭素が排出されながら輸入される穀物。家畜の餌も輸入だ。また、日本では季節を問わない野菜などをビニールハウスで栽培している。その燃料が化石燃料。

Photo_3 気候変動が温室効果ガスによって地球が温められているというなら、二酸化炭素等の排出を抑えなければならない。その役に立つ暮らしは、毎日食べる食材が胃袋に入るまでに化石燃料燃焼を極力抑えた食材で食事をするのもひとつの方法だ。「地産地消」「旬産旬消」だ。これは日本の農業の発展と雇用に役立つのでは。

Photo_4 奥山では木枯らしが吹いた晩、寒風でブナを除いた木々の枝から葉が落ちてしまった。間もなく奥山は深い眠りに入るが、その眠りは未来の命を育む体力作りだ。  

1_2 地球温暖化をストップさせる暮らしを真剣に考えたい。11月6日、「ストップ!地球温暖化 森と生きる暮らしを考えるフォーラム」で多くの皆様と出会いたい。申し込みはホームページを参照。(理事・髙橋佳夫)

 

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