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2014年5月の17件の記事

2014年5月17日 (土)

土壌改良用燻炭は撒き終わりました

Dsc01087 二日目の森作業でした。昨夜の強風の被害はありませんでした。天気は曇り時々晴れ、午後二時過ぎには爽やかな秋晴れでした。

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Dsc01086 今日の森作業には区の任に就いて忙しい松村宗さんが来てくれました。また、区の任を三年間務めた松村健さんも手伝いに来てくれました。

Dsc01078 今日の森作業は鎌田スタッフを責任者に、加賀、仁平、午後から小林事務局長が加わりました。前半は燻炭を植樹会場全体に撒きました。後半は、4年以上も生長している苗木を東松木の杜に運び出しました。

Dsc01088 小林事務局長は午前中、足尾交番に出向き、植樹祭本番前に天皇陛下が足尾にお見えになるので準備作業に支障が生じるのかを確かめに行きました。

P5177159 夕方には本日の森作業計画を終了させることができました。スタッフの皆さん、お疲れ様でした。(スタッフ 仁平範義)

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2014年5月16日 (金)

24日の森づくりへ、最後の準備がスタート!

P5162744 足尾・ふるさとの森づくり準備最終期間に入りました。ブログを書いている今、外は強風で“ゴォーゴォー”という音がしています。

P5162741 今日は、植樹会場に黒土と培養土そして燻炭を運びました。作業中の天気は清々しく感じましたが、15時を過ぎると小雨と風が強くなりました。

P5162742 耕した植樹会場は砂の多い土壌と銅の精錬過程に出た金属物質が混じっているために、黒土、培養土、燻炭を混ぜて土壌を少しでも改良しています。

P5162756 午後になって鎌田スタッフ、橋倉スタッフは苗床で苗木の選別をしました。苗床に入ろうとしたところ、キツネの親子が狩りをしていました。ネズミをゲットしていたようです。植樹会場の近くに暮らしていたキツネの親子は遠出をして狩りをできるようになってきました。

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P5162759 苗床では、カシワ、ミズナラが元気に若葉を大きくしています。

P5162764 来週24日の植樹には400名を超えるボランティアが集まります。協働の森づくりを楽しくできるように、スタッフ一同最後の準備をしています。(理事 高橋佳夫)

 

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2014年5月13日 (火)

いのちを育む森を足尾で元気に育てよう!

P5062652 今年の足尾植樹祭まで後10日程になりました。3年経った松木の杜のブナは写真(上)のように、生長は遅いですが元気なようです。1902年に廃村になった松木村の森にもブナは生き、村人に色々な恩恵を与えていたのでしょう。

201405 そのブナが郷土雑誌『しもつけの心』誌上では、中倉山のシロブナが再び紹介されました。

 今月24日に実施する第33回足尾・ふるさとの森づくりには、宮脇昭先生と岸井成格理事長も現地に立ち、参加する“森とも”の皆さんと木を植えることになりました。

201405_2 また、岸井理事長は今月上旬の『毎日新聞』紙上で林野庁長官・沼田正氏と対談し、豊かな日本の森林資源を雇用の場・成長産業へ、そして環境問題にも貢献させていこう、と語っていました。

P5102696 新聞報道では天皇皇后両陛下が足尾鉱毒事件と鉱害現地を訪れることが報道されました。どんなお気持ちで現地を訪れるのでしょうか。足尾銅山操業停止を明治天皇に直訴した田中正造さんの直訴状をご覧になるという話もあるようですが。

 しかし、阿倍政権は憲法9条を解釈変更し、集団自衛権を拡大しようとしています。この阿倍菌に蝕まれている一部野党の皆さんも、天皇皇后両陛下のお気持ちを聞いていただきたいものです。

20140512094831045_0002 南相馬市では、フクシマ原発事故と東日本大震災で全壊した地域の憩いの場(公会堂)の再建とその垣根の植樹が行われました。この垣根の一部には当会から提供した苗木50本が植えられました。(理事・高橋佳夫)

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2014年5月10日 (土)

ようこそ足尾・松木へ

本日はマレーシアのペトロナス工科大学と、未来創生塾のみなさんとをお迎えしての植樹です。昨日の雪が嘘のような暖かさに、新緑がまぶしい一日で、絶好の植樹日和となりました。

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まずは稲葉理事より歓迎の挨拶です。単なる植樹祭ではなく、マレーシアとの友好の機会となることを祈念しての挨拶となりました。

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全面英語でしたので、日本語が伝わらなかったのは事務局の段取り不足でした。伝わらなかった方々には申し訳ございませんでした。

続いて仁平・小井戸・橋倉の各スタッフからの植樹の説明です。みなさん真剣に聞き入ってくれています。心を込めて木を植えてくださという言葉には皆さんから暖かい反応がありました。

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後で聞いた話ですが、ペトロナス工科大学の皆さんは足尾の歴史にも造詣が深く、私たちの標語である”心と森に木を植える”という言葉の意味もきちんと理解いただいていたそうです。

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なかなか言葉の壁があり、植え方の説明がうまく伝わっていなかったかと思いましたが、いざ始まるとみなさんきちんと丁寧に作業をしてくれました。

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またとても楽しそうにしていたのが印象的です。子供のころに泥遊びとかした?と質問してみたところ、そういう機会はなかったそうですが、そんな雰囲気だったと感じたのは私だけでしょうか。

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穴掘りから土混ぜ、そして植樹と、一通りの作業を終えて1時間。その後、私たちが10年前から植樹している臼沢を散策し、お昼をとったのち、終了となりました

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午前中のスタッフの中で、午後に作業があったため、帰り際にお話しができなかったのが私を含め数名おり、それだけが心残りでした。皆さん満足していただけたでしょうか?

最後になりますが、足尾に来てくださいまして、本当にありがとうございました。また近い将来、皆さんが植えた木をぜひ見に来てくださいね。その時にお会いできる日を楽しみにしています!Terima kasih!!(事務局 小黒)

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2014年5月 9日 (金)

地球が悲鳴をあげているのは本当かも

Dsc01065 「本日(9日)、足尾の山に雪が降りました」、と足尾から連絡が入りました。

P5097029 足尾では、明日、マレーシア大学生の植樹ボランティアが行われますので、今日はその準備をしました。また、24日に実施する第33回足尾・ふるさとの森づくり用の培養土一千袋を現場に運び入れました。(仁平スタッフより)

P5097047 筆者の住まいの山にもうっすらと雪が積もっていました。ロシア方面からの寒波の影響と言いますが、寒暖の差が極端に大きい日々が目立っています。

P5094871 アメリカ西海岸では「500年に一度」の大干ばつが市民を襲い、東海岸では数時間で550㍉を超す豪雨が市民を襲っているそうです。自然の猛威にライフラインはストップし、「非常事態宣言」を発せられているそうです。

P5086921 森の小鳥たちも何かを感じているのでしょうか。夏鳥たちはいつものように飛び回っていますが。自然からのメッセージと受け止めておくべきでしょう。

P5096994 明日は、未来を生きる学生たちへこの自然からのメッセージを届けたいと思います。(理事・高橋佳夫)

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2014年5月 8日 (木)

足尾・臼沢の森は間もなく黄緑輝く新緑です

P5050949 臼沢の森が芽吹き始めました。臼沢の森もうっすらと緑の色づき、ウグイスやオオルリの鳴き声が聞こえ、時折小雨が降る日でした。

P5056820 本日(5日)は、足尾の森づくり10年報告のための臼沢調査の2回目です。調査は、標準木の名札付けと前回調査できなかった昨年(’13年)までの植樹場の調査をしました。

Img_5017 今回の調査にはロシアからの客人・ピーターさんと石島理事が参加しました。

 

Img_5021 森を歩くと葉がでて初めて気付く樹種、そのさまざまな芽吹きの表情の多彩さに驚きます。「クリの芽吹きはこうなんだ」、「ケヤキはこんなに赤いのか」そしてミズナラとコナラの微妙な違いなどが分かりました。

Img_5023 また、前回できなかった2011年以降の植樹場の調査もしました。現場に登りつくと食害がとても激しいことに驚きました。幼木の頭の部分を食われつつも、幼木たちは元気に生きようと細い幹の横から芽をだしていました。

Img_5037 根のつき具合もみましたが、根はしっかり活着している様子です。必死で生きている苗木たちをなんとか、守っていかなければと思いを強くしました。

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Img_5016 今回の調査結果は、今月23日の観察会の参考資料に整理し、参加者に配布します。ピーターさん、石島理事お疲れ様でした。(事務局・宮原哲也)

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2014年5月 4日 (日)

コゲラのドラミングが戦争に警鐘!?

P5032570 明日は立夏、そして子供の日です。暦の上では夏を迎えるわけですが、今年も豪雨・洪水に見舞われるのでしょうか。そんな気にさせたのがアブガニスタンの大雨と大洪水、そして多くの犠牲者報道でした。

P5012502 筆者の庭ではカタクリの花と山桜が同時期に咲きました。20年以上もこの地で暮らしていますが、このような状況は初めてのことです。

P5022557 13.00㍍地点の気温も22度、関東周辺でも夏日でしてので、生きものたちは一生懸命に生きようとしています。

P5026708 窓から直ぐの枯れた幹にはコゲラが巣を作っているようです。また、アカハラ、コマドリ、オオルリ、ミソサザエ等の夏鳥たちも声高に囀っています。

P5022544 声高に叫んでいるもう一方は、“憲法9条の解釈を変更して、集団自衛権行使の拡大”ですか。そんなことを考えるとコゲラのドラミングが戦争への警鐘に聞こえます。

P5022510 じっとして耳を澄ませると、国民投票権が与えられた後の憲法改正の国民投票に的が絞られている、とコゲラが言っている気がします。

P5022550 自然(森)の恵み永遠に甘受できる地球環境を存続させ、そして子供たちの軍靴が聴こえない社会にしたいものです。足尾現地にいる松井理事の報告では、先月末の雷雨で松木川が増水し、森びと広場へ向かう道路が削られてしまったということです。

P5022540 明日から「第33回足尾・ふるさとの森づくり」へ向けて事務局、スタッフ一同は最終の準備に入ります。(理事・高橋佳夫)

 

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