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2012年7月10日 (火)

夏休みに“森とも共同体”を探ってみたい!

 

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 七夕の願いは天の川へ届けられましたか。後10日もすると夏休みを迎える。50年前の筆者の気持ちを振り返ると、旧盆に帰省する叔父さんたちの土産に期待とそのお礼にご馳走するチチタケ採りの準備そして毎日の農作業の手伝いから逃げる悪知恵探しであった。

 

以前にも紹介したが実家の宇都宮市郊外ではチチタケとナスをさっと油でいためた具が入った汁でうどんを食べることが最高のもてなしだP6144344
と筆者は思っていた。それは言葉でなくおじさんたちのうどんを食べる量と笑顔でそう思っていた。ナスは夏と秋の野菜であった。年中食べてはいなかった。畑のナスの葉は虫に食べられて穴や傷だらけであったが、穴を開けている虫を発見すると潰していたが憎んではいなかった。

 

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最近、『日本農業新聞』で目につくようになったのが虫たちの働きを農業に活かしている記事である。“タバコカスミカメ、クロヒョウタンカスミカメは働き者で、コナジラミ類、ハモグリバエの虫を退治する。日本古来の虫たちは米ナス、ピーマン、シシトウの葉の上で働いている、という。ハウスで働いた後には別のハウスに移動されて再び人間に恩返しをする”、という。

 

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足尾に生きる虫たちもどんな働きをするのか、考えてみたい。夏休み本番では、足尾・松木沢を訪れる皆さんへそんな楽しい話ができるようにしてみたい。8月4日の「夏の感謝デー」(草刈り)では森から生かされていることを足元から見つめてみたい。生産性だけを目的にすると虫たちの働きが忘れられ、憎い「害虫」となってしまうのかもしれない。

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