« ナラ枯れは土砂流出を起し、農業にも被害!? | メイン | 桐生ローターアクトCメンバーが足尾で植樹 »

2012年6月23日 (土)

森の悲鳴が聞こえるような観察会でした

 

P6233087
 今日の「こうさいの森観察会」には28名の皆さんが集まってくれました。戸沢村からは4名、山形大学生8名、新庄から16名の皆さんによって観察会は始まりました。天気は曇り時々小雨そして晴れ間が見えました。

 

 P6233090
まず主催者である山形県ファンクラブ代表・近藤さんから身近な森が弱っていることを実感してほしい、と挨拶、続いて村会議員・田中奨さんから挨拶をいただきました。

 

P6233092
 その後は、当委員会副理事長・高橋による観察会がスタートしました。森には栗の木が多く生えていますが、そのクリの枝、葉等を観てクリの木が元気のないことを感じでもらいました。

 

P6233098
 元気がないのはカシナガという虫が木に穿孔しているのか、それとも他に原因があるのかを確かめ考えてもらいました。クリの木にカシナガが穿孔した跡があるのか否かを探してもらいました。

 

P6233102
 この森のクリやコナラは元気がありませんがカシナガの穿孔後は全ての木にありませんでした。よって“木は根、根は土が命”であるから土壌をふるいにかけてルーペで土壌分解動物を探してみました。ミミズ二匹と名前のわからない虫を発見できましたがその他は発見できませんでした。こんなに虫が少ないことに皆さん驚きました。

 

P6233105
 この森には少ないブナが2本生えているので、「ブナ1本で田一反を潤す」という意味を考え、私たちは森の恵みに生かされていることを改めて実感しました。

 

P6233107
 約1時間15分の観察会を終えて、全員の記念写真を撮りました。

 

P6233109
 観察会が終わるにあたって事務局長・成戸さんからこれからの活動とお礼が皆様に述べられました。クラブは秋に炭を撒いて「こうさいの森」を元気にしようと皆さんへ訴えました。

 

 

 

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://bb.lekumo.jp/t/trackback/330076/29274033

森の悲鳴が聞こえるような観察会でしたを参照しているブログ:

コメント

森が衰退する事は私達の生活、社会の衰退を意味します。この取り組みを通じて森を再生していくと共に、自然の現状を伝え、自らもしっかりと学んで行きたいと思います。

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。

森びと検索

最近のトラックバック