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2012年2月21日 (火)

尊いいのちは誰が守ってくれるの?

P2190354  木を伐りつくし農薬漬けの畑で農作物を生産してきたアメリカ、オーストラリアでは、土の改良に炭の効用に期待しているようです。国家予算を付けて炭の研究に熱心であることは昨年伝えてきました。そのような状況を見ると人間の「自然改造」の最後は自然の恵みに頼っている気がします。Photo 20世紀後半、旧ソ連政府は、面積が世界4位のアラル海の大半を干しあげました。その当時の政府専門家は「社会主義の勝利のためにアラル海はむしろ美しく死なせるべきだ」(毎日新聞「余禄」・10年12/16)と言ったそうです。残ったものは、砂漠と荒廃地そして生態系の破壊でした。

Photo_2  後10日もすると啓蟄ですが、無農薬栽培で安心・安全野菜を制裁している農家の方は虫たちと共存しています。春から出回る野菜を食べる虫を退治する虫が農家の方に感謝されています。タバコカスミカメ(写真二枚目)やクロヒョウタンカスミカメ(写真三枚目)は農家の方に大切に繁殖されています。また、コモリクモ(写真四枚目)は、水田の害虫駆除に貢献しているのではないかと調査が進められています(いずれも日本農業新聞より)。遺伝子組み換え作物の栽培面積が年々拡大している世界の中で、いのちを第一にした安全・安心の野菜を生産している農家の皆さんに感謝です。啓蟄を間近にして、私たちは鳥と虫の目から自然の息吹を感じることが大切だと思います。

Photo_3  

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