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2011年5月28日 (土)

森は仲間同士が助け合いますよ?

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北東北も5月半ばを過ぎて、樹木は一斉に芽吹き出し新緑が眩しい季節となってきました。そんな中、今月25日に田中副所長と県民の森・元山堆積場を観察してきました。そこでは、昨年ビニールポットにドングリなどの実を蒔きましたが、食害対策の一環でトチノキのポットには「杉の葉」を上下、脇に被せて様子を見ることにしました。その結果、先日それを見てみると見事にトチノキの芽が出ていました。全体を見ると今年の発芽率は70%以上だと思いました。杉の葉は食害防止に効果があったと確信しました。トレイの外側の一部が食害にあっただけでした。また、クリのポット苗にも杉の葉を同じように対策しましたが、こちらは未だ発芽の時期ではないので結論は出ませんが、かなり穴が掘られていることが確認できました。食害の影響は大だと感じました。

Dscn8126  元山堆積場では多くの苗木は順調に成長しているのを確認しました。その中でもアキグミとヤマハンノキの成長は著しく、逆に他の樹種の成長の妨げになってくるので、下枝及びアキグミの脇枝を剪定しました。二人での作業でしたので予定した半分しかできませんでした。しかし、アキグミは兎やネズミなどの防波堤となっていたので私たちの食害対策に自信がつきました。芽が出ていなかったアキグミを引っ張ってみると、根はすっかり齧られて丸くなっていました。

それらを見て私たちはこの地は想像している以上に風が強いことを痛感しました。(仲崎発)

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