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2010年10月20日 (水)

リンゴの価値は艶のある赤色?

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 岩木山中腹の紅葉はその鮮やかさに期待がもてないようでした。岩木山麓の風景を見ていると一昨年1月の木村秋則さん講演を想い出しました。昨日は木村秋則さんのリンゴづくりに近付こうとしている寺田さんたちに会ってきました。この時季は早生のリンゴ収穫が終わり、本格的に超忙しい収穫期に入っていました。そんな中でリンゴ生産の現状を聞くことができました。

Pa191618  リンゴは4~5㌢程度に大きくなると間引かれ、その後、上(太陽から)から、下(銀色のシートから)から照らされて皮は赤く染められるそうです。上から陽を受けるには邪魔な葉を一枚一枚切り取るそうです。その作業は顎が出るほど大変なようです。色が悪いと価値が下がってしまうということです。栄養価が豊かになるのですか、と尋ねると寺田さんは黙ってしまいました。生産者の手間がかかって栄養価が豊かになるのであればリンゴの価値が上がると言えますが、単なる見てくれの化粧にすぎないのであれば手間はかけなくともよいのではないか、と思いました。しかし、現実は見てくれが価値を高めるというので手間はかけざるを得ないと言っていました。

リンゴの価値は見てくれでなく栄養価が高いか低いかではないかと思いました。寺田さんはそれらに関しては地元の研究者に聞いてみると言っていました。私もリンゴの栄養価とその味の本物を感じ取ってみたいと思っています。今日の朝、岩木山の頂上には霜が降りたようです。写真では木々にうっすらと氷が白く見えていました。

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