« 粉雪舞う中で、命を救う炭づくり | メイン | 森林政策の見直しへ、議員の皆さんに訴える »

2009年12月 5日 (土)

森と生きるというこは少し我慢をすること

Dscf1298
 
 先月開いた第2回「森と生きるキャンパスフォーラム2009in早稲田」の天気は予報では雨が降る、という報道でしたが、太陽の光を受けたキャンパスの銀杏の葉が黄金に輝いて眩しいくらいの日でした。フォーラムの第1部は、日本の木の文化を再認識する講演でした。
 最初に登壇した方は、東京アイヌ協会の名誉会長をしている浦川治造さんでした。浦川さんは、アイヌ民族は森とともに生き、四季を通じて自然からの恵みを得て生きてきた。ゆえに、山に入るときは必ず感謝をし、恵みは全てを取り尽くすということはしてこなかった。しかし、戦後、現金収入を得るために、入ったことのない深い森に入り、巨木を伐り尽くしてしまったことがあった。後になって自然が壊れ、その森からは自然の恵みは消えてしまった。60年前の森をとり戻さなければならない。みなさんの力で戻してほしい、と反省をしながら訴えていました。
 Pb292666 参加者からは「山、河、海を60年前に戻してほしい、という訴えに共鳴しました」(60歳代・男Dscf1308 )、「自然とともに暮らすアイヌの文化を大切に残し、尊重していくことが必要だと感じました」)(30歳代・男)、「山や森が元気になり、河や海も元気になり、魚、海藻が多く採れて、魚や米等から国が潤う、そのような政策を国は考えてほしいと思った」(30歳代・男)という感想が寄せられました。

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://bb.lekumo.jp/t/trackback/330076/22506823

森と生きるというこは少し我慢をすることを参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。

森びと検索

最近のトラックバック