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2009年12月31日 (木)

私たちの心に、子どもたちの心に木を植えた09年

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 今年の事業は“心に木を植える”ことに力点をおいて展開しよう、ということでした。地球温暖化の原因をつくったのが人間である以上、人間が温暖化をストップさせなければ、と私たちは森びとプロジェクトを起ち上げました。その目的のためには、いのちの森づくりを通じて“人は森に生かされている”という視点から社会を観て、私たちの生き方を足下から変えていく努力を地道に行う、ということでした。
 Photo_2 ということで今年は、子どもたちや海外の方々との交流にチャレンジしてきました。人間は森から生かされていることを体験・学習することの重要さをドイツから学び、その日本版にチャレンジしました。授業は、川崎市古川小学校の一年生87名を対象に進められ、教諭そして父兄の皆さんも一緒に森の大切さを体験・学習してきました。その他にも保育園の園児と父兄の皆さんとのドングリの苗づくり、「森びと親子自然教室」では親子の皆さんと森に入り、樹木と遊んだり、虫と友達になりました。
 Photo_3 また、アジア・アフリカの森林関係者、フィリピンのNGOの皆さんとも荒廃地での森づくりを体験・学習することができました。振り返ってみると、子どもたちの森の授業にしても、アジア・アフリカ各国での森づくりでも、大切なことは森づくりを実行するリーダーの存在でした。
 校長先生や担任の先生、保育園の園長さん、アジア・アフリカ各国の森林担当者がその気になって、森づくりを実行してみないことには何も前進しない、ということでした。今月の森びと望年会で報告してくれたフィリピンのチョディさんのように、地元で子どもたちや住民と森づくりを実行してみた結果、子どもたちの心に森を大切にする意識が芽生えてくるのではないでしょうか。
 この原稿を書いている時、「森びと親子自然教室」で一緒に学んだ千葉県の高梨りょう子ちゃんから、新年のメッセージとお父さんと共に作った野菜が届きました。りょう子ちゃんありがとうございました。良いお年を迎えてください。

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