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2009年5月 3日 (日)

幸せは歩いてこない

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 “体験コーナーその3”は「熱帯雨林」を知ることです。地球地表の約6%しかない熱帯雨林は、現在、秒速で0.5㌶~0.8㌶が減少・劣化しているそうです。この熱帯雨林の役割は人間が生きていくうえで大切なことをしている、ということをこのコーナーでは実感してもらいます。
 地球上で吐き出される二酸化炭素を吸収し、そして酸素を生産・供給している熱帯雨林、その他にも私たちが生きていく過程で必要な様々なものを提供してくれている熱帯雨林を知ってもらい、反面、この大切な熱帯雨林を破壊しているのが一部の人たちであることも実感してもらいます。
 今日は憲法記念日です。地球温暖化問題が全世界の問題になっていますが、この問題解決には人間中心の考え方を根本的に変えなければならない、とサルは人間を諭しています(当委員会出版の『サルと人と森』)。梅原猛さんもそのようなことを述べています(『人類哲学の想像』・小学館)。現代においては一部強者中心の考え方と、それを支えている社会の仕組みが問われています。                                 
 宮脇昭先生も常に述べていますが、自然の一員でありながら自分を特別な存在と思いこみ、やがて自分を世界の中心に据え、自然と人間を支配できるとして戦争や生産活動によって自然環境を破壊し、現代ではそのしっぺ返しに遭い、自分が生きていく世界を失おうとしています。環境問題は極めて政治課題であることを昨年のフォーラムで学びました。生きていることの幸せを追求していくには、憲法9条を守り抜かなければならないことを強く感じている朝です。

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