« 木々の豊かな生長を願う森作業 | メイン | 春を告げる風が吹くなかで森作業 »

2022年2月24日 (木)

自然の厳しさと向き合い、氷点下での育樹作業

 昨日(2月23日)、車で森作業に向かう途中、日光連山を見ると男体山が見えません。吹雪いている様子が分かり、足尾も雪かと心配しながら向かいました。日足トンネルを超え足尾町に入ると晴れているので一安心しました。松木川上流の山を見ると、尾根筋だけではなく山の斜面が真っ白です。

Dsc03409

Dsc03421

 森びと広場の作業小屋に到着し、寒暖計を見ると-3℃です。作業小屋北側の積雪を測ると33㎝ありました。先に到着した鎌田さんがストーブに火を入れ、大野さんがコーヒーを淹れてくれました。まずは体を温め、作業の打ち合わせを行いました。当初JRFU植樹地の獣害柵の補強を考えていましたが、尾根筋の積雪と寒さから安全を第一に、民集の杜2018年植樹地の枝払いをすることにしました。新型コロナウイルス感染対策でまん延防止等重点措置が3月6日まで延長されたことから、3月の森作業についても打ち合わせを行いました。

Dsc03431

Dsc03440

Dsc03505_2

Dsc03445

 

Dsc03558

 ホッカイロをポケットに忍ばせ寒さ対策をして民集の杜へ出発しました。民集の杜のゲートを開け、中に入ると雪の上に動物の足跡が付いていました。冬眠もせず走り回る小動物は何だろうと写真に収めました。

 

Dsc03456

Dsc03462

 鎌田さんは獣害柵内側のススキ刈りと枝払い。大野さん、加賀さん、筆者は2018年の植樹地の枝払いです。16日に枝払いしたところから作業開始。地面に近いところの横枝を切るために腰をかがめ枝払いをしていきますが、雪が積もっているので長靴が埋まり、つま先が冷たくなってきます。気温も低く、剪定鋏を持つ手も力が入らなくなってきます。右手から左手に持ち替え、手入れを進めていきました。

Dsc03469

Dsc03528

Dsc03475

Dsc03474

 コロナ感染予防のため、会話を控え黙々と枝払いを進めると、あっという間に12時です。「昼飯にしましょう!」と声を掛け、作業を中断し森びと広場に戻りました。小屋の寒暖計は-1℃でした。

Dsc03482

Dsc03486

Dsc03520

Dsc03510

 昼食を済ませ、午後も民集の杜の枝払いです。日本海側の低気圧の影響か中倉山や臼沢の尾根筋に時折強風が吹き、雪が舞い上がっています。杜の中も風が通り抜け、自然の厳しさを体感しました。

Dsc03527

Dsc03523

 2018年に桐生ローターアクトの皆さんが植えたエリアに入ると、1㎡あたりの植樹本数が少ないせいか、木々の間隔が若干広く、幹の太さと樹高が高く生長の違いが感じられました。植樹に参加してくれた子供たちよりも小さかった苗木が3年で背丈の倍に生長しています。雨にも負けず、風にも負けず、しっかりと根を張り、幹は太く、源流の杜の一員として生長することを願いました。

Dsc03534

Dsc03537

Dsc03538

Dsc03499

 中倉山に陽が隠れると一段と冷え込みます。3時近くなったので作業に区切りを付け広場に戻り、道具の片付けをして本日の森作業を終了しました。

Dsc03551

本日の森作業は、大野さん、鎌田さん、加賀さん、筆者・清水でした。

(報告・清水卓)

 

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://bb.lekumo.jp/t/trackback/330076/34245186

自然の厳しさと向き合い、氷点下での育樹作業を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。

森びと検索

最近のトラックバック