肌寒い秋雨の中、JR貨物で働く者たちが森づくり
昨日(12日)は、JR貨物で働くJR貨物労組の組合員の皆さんが植樹しました。植樹と言っても、「臼沢の森」内に2年前に植えた300本が獣害にあい、ほぼ全滅しましたので、その補植を行ってくれました。 昨日の天気は残念ながら秋雨でした。早速、「雲集亭」内で歓迎の挨拶を行い、地球を元気にするぞ!と気勢を上げて現地に向かいました。森の入口に準備したあった道具や苗木を担ぎ、水が滲み込んで思い荷物を300段の階段を登り、現地に着いた時には汗だくになりました。 現場ではスタッフからの注意事項を訊いた皆さんは、仲間が植えている様子を確かめながら丁寧に植えていました。植えた249本の苗木には、組合員の思いや願いが濡れた手を通じてしみ込んでいるようでした。秋雨の肌寒い中でありましたが、獣害に向き合いながらの森づくりをしてくれた皆さんに感謝します。 12時半頃にはすべての苗木を植えることができました。下山途中、「臼沢西の森」の里親植樹会場に立ちより、里親植樹に申し込んだ皆さんは自分の苗木の育ち具合を確認しました。現場から見下ろす松木川沿いの景色に感動している方がいました。 昼食後は、「民集の杜」や松木村の歴史などを案内しました。昨日の最後は、交流を行いました。組合員からは、「枯らすわけにはいかない。また来年来たい」(Si)、「自然をもっと知りたい。また来たい」(Ni)、「森づくりは人づくりを継続したい」(Na)、「植えている時は愉しかった。植えた木が育つのを見たい。来年も参加したい」(Iw)、「人づくりのアプロ-チで連携していきたい」(Mu)、等の感想が述べられました。 昨日はハプニングが起こりました。それは私たちは自然に寄り添って暮らす心得を身をもって感じた場面でもありました。昼食を食べようと用意したパンやおにぎりが無くなっていました。「雲集亭」内のテーブルに置いておいたそれらが動物に食べられ、何も残っていませんでした。私たちは、何かを感じていただけたのではないかと思いつつ、注意事項として皆さんに知らせることができなかったことに反省しています。申し訳ありませんでした。 JR貨物労組の組合員の皆さん、肌寒い秋雨の中の森作業にご協力していただきありがとうございました。来春の草刈りでお会いできることを楽しみにしています。 昨日の森びとスタッフ、サポーターは鎌田、松村健、山本、橋倉、済賀、加賀、大野でした。(報告・大野昭彦)
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