着々すすむ、足尾・松木沢の森と愉しむ環境整備
今日は森づくりを愉しむ季節へ向かって、その環境を整える作業のひと時に満足した足尾の森作業でした。 今日の作業打合せの前段は、若者たちがポストコロナ社会へ向けて「資本論」?を呼んでいるという話題でした。今日のメンバーは、1970年代の労働運動と学生運動を近くで見てきたサポーターですので、若者たちの世界観が広がっていくことを歓迎していました。 午前中の作業は、「臼沢西の森」の土留め造りをしました。5月から始まる「里親植樹」の場所が急斜面の草地ですので、石ころや土を流さない土留めを造り、ここに土を運び入れて木を植えます。土留め造りで刈っている草は植樹後の土の乾燥を防ぐためのマルチングに使います。
プロのような作業はそれぞが全体を見ながら、各自の作業を全体と連携して進めていました。月最低100本の植樹をする予定ですので、9月分までの植樹会場を造ることができました。 午後は、松木渓谷を訪れた皆さんに私たちが育てた森を見てもらう散策路を整備しました。岩や石が多い場所の石などを端に動かし、散策しやすい路に整備しました。三人がかりでないと動かない大きな岩を、老体に鞭を打つかのように、精一杯の力を出し切って動かしました。今日は、2016年に植えた杜と杜の間の散策路を整備することができました。
植樹をして5年目を迎えた木々は、樹高5㍍以上に生長し、ふるさとの木同士が競い合っていました。間もなく、若葉を拡げ、棲み処を生きものたちに提供し、メニュー豊富な大衆食堂もオープンします。今日の作業は、鎌田、松村宗雄、山本、済賀そして筆者でした。(報告・高橋佳夫)
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