森を友だちに迎え、いのちを育む営みを持続可能にしたい
あけましておめでとうございます。
新生「森びとプロジェクト」は、今年、多くの皆さんに森と友だちになってほしいと願っています。そのきっかけをつくりだすために、足尾の森を案内したいと考えています。
森と友だちになってほしいと願うのは、想定外の気候変動、地球温暖化と無関係ではないウイルスの脅威に怯える暮らしを強いられているからです。全ての命を育む営みを持続可能にしていくには、植物に依存しないと生きていけない私たちだからです。生命にとって必要不可欠な要素としてある植物と友だちになっていただき、森に寄り添う暮らしと社会を描いてほしいと願うからです。
ハゲ山になった足尾銅山跡地や旧松木村跡地に木を植え、森を育てていると、私たちの命は植物に支えられていることが実感できます。新緑では元気をいただき、紅葉には目と心を豊かにしてれる森。そんな森に眼を向けると、ツキノワグマから菌類が植物と共生し、その恩恵によって私たちの命が育まれていることが解ります。
今年の森づくりでは、荒廃地の森がもっと元気になって、全ての生きもの達に多くの恵みを与えてくれるように、森のブラッシュアップを行っていきます。また、「ステイホーム」の暮らしが続いても森づくりに参加できるように、森びとスタッフがペアレントになって植樹を代行します。春頃、ホームページで案内します。
すべての人々が願っている平和で安心な暮らしを願って、その土台である“森“を世界に拡げ、地球温暖化にブレーキをかけていきたいと思います。今年もよろしくお願いします。
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