絡まるツルから解放された幼木の“笑顔”が見える森作業
本日は9月12日。熱帯低気圧の影響で、足尾・旧松木村は一日雨天でした。
ホットコーヒーを飲みながら朝のミーティングを行い、本日の森作業は民集の杜の草刈り。生態調査の宮原さん、小黒さんは新松木の杜の調査に入りました。
鎌田さんと橋倉さんは刈り払い機を準備して軽トラで民集の杜へ。筆者は草刈りカマを持って後を追いました。草地のチカラシバの穂に水滴がつき宝石のようにキラキラしています。トンボも少しずつ赤く色づいて里に降りる準備をしています。
草が伸びるのは早く、鎌田さん、橋倉さんは民集の杜の看板から入る通路の草刈りをしました。
筆者は2017年の植樹地の木にカナムグラ(鉄葎)が絡みついているので、トゲトゲした蔓(ツル)を慎重に外し、カマで刈り取りました。
樹高の低い幼木は頭から裾まで絡みついており、誤って刈りそうになってしまいます。カナムグラの他にも野イチゴの蔓が伸びており、油断して杜に入ると鋭いトゲが太ももに刺さり、掴むと手袋を貫通します。植物の生き残る為の進化なのでしょうが、やっかいです。実を付け熟した時は育樹のご褒美として美味しくいただきたいと思います。
昼食休みを取り、午後も民集の杜の草刈りを行いました。看板から入る通路、2017年の植樹地の草刈りと蔓外しに目処がつき、雨も降り続いているので、3時で作業を終了しました。
林縁のヤマボウシには実が生り始めました。熟すのが待ち遠しいスズメバチの顔が浮かびます。
千葉の相川インストラクターから落花生が届き、橋倉さんが茹でピーナッツをつくってくれました。やわらかくてほんのり塩味のピーナッツをおいしくいただきました。相川さんありがとうございました。
本日の森作業は、鎌田さん、橋倉さん、筆者。生態調査は宮原さん、小黒さんでした。
(報告 清水 卓)
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