“無言の語り木”のブナに元気をプレゼントすることができました
待ちにまった本日(11/3)、「中倉山のブナを元気にする恩送り」担当者の一人としてなんとか成功させたいと、昨夜は9時に寝ました。東の空が少し明るくなった森びと作業小屋(足尾松木沢)に到着したのは5:30、気温は6℃でした。薪ストーブに火を入れお湯を沸かし、コーヒーを飲みながらスタッフの到着を待ちました。
集合時間の6時前にはスタッフが到着、前日準備しておいた培養土、植生袋、ハンマー等を車に分散して積み込みました。先発隊は荷物を積んで登山口に到着、協力者を迎える準備をして、先般隊は7時10分に出発しました。最低10㎏の荷を背負い、つづら折の山道を登って行きました。
9時半頃には、「孤高のブナ」斜面に到着。早速、作業の準備に入りました。協力者が到着する前に、ブナの根を保護するための麻のロープを張り替え、ブナ保護の看板も設置しました。
現場に荷揚げしてくれた一番乗りは急遽、飛び入りで参加してくれた男性2名。お礼を述べて、後発のメンバーを待ちました。次に到着したのは、宇都宮ハイキングクラブ6名、林野庁日光森林管理署の皆さん、JREU大宮山岳部の皆さんたちが現場に到着しました。少し休んでいただき、太宰事務局員から作業方法のレクチャーを行い、草の種が入った植生袋に培養土を入れ、露出しているブナの根周囲に造った土留め内に植生袋を張りつけました。
作業が終わった後は、主催者の理事・清水からお礼の言葉、作業の感想を林野庁日光森林管理署の川添貢次長から挨拶を頂きました。また、宇都宮ハイキングクラブの猪鼻春男さん、JREU大宮山岳部の神山英男さん、飛び入りしてくれた上尾市の方、みどり市の女性から本日の感想をいただきました。
昼食を食べた後には、「孤高のブナ」をバックに全員の写真を撮って下山しました。
登山口ではスタッフがお汁粉を温めて、参加者に食べて頂きました。お汁粉を食べている皆さんの顔を見ていると、笑顔がとても素敵でした。
多くのみなさまのご協力で本日の活動が無事終えることが出来ました。心からお礼を申し上げます。準備してくれた足尾スタッフの皆さん、お疲れ様でした。心より感謝します。(東京事務所 済賀正文)
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