寒波の襲来と付き合う暮らしがやってきた!?
やっと大寒波が北極方面に移動してくれている。三年前だったか、台湾や九州地方にも寒波が襲来し、台湾人の暮らしには暖房付エアコンの準備、衣服類に防寒衣を追加しなければならなくなった。九州地方の住民の暮らしには水道管凍結対策を付け加えなければならなくなった。
今年の大寒波では、東京のあちこちで水道管凍結が起きた。埼玉県の農家は雪対策を考えさせられた。まだまだ冬将軍が大隊を引き連れて襲来してくるらしいが、東京都から南関東周辺に住む市民の暮らしにも雪と向き合う暮らしが求められてきた。
その暮らしのヒントは、3㍍以上の積雪と向き合ってといる人々の暮らしがヒントになる。昨日、『森びと通信』の編集会議では、豪雪地帯が住んでいた福原さんが週に一回実家に帰って雪降しをしていることを知り、栃木県に住むスタッフの福原さんからそのヒントを訊くことにした。
豪雪に耐え抜いているカモシカたちの生き方にもそのヒントは隠されている気がする。確かな事は、いのちを支えているのは樹木の冬芽や樹皮、そして雪の下の枯草などである。
心配な事は、雪対策だとして化石燃料を燃やしてビニールハウスを暖めて農作物をつくることにならないことだ。大寒波が南下する原因を生み出している偏西風の蛇行と人間の暮らし方の関連に着目し、その対策が求められている。その対策は“待ったなし!”だ。(理事 髙橋佳夫)
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