JR東労組大宮のOBが森作業に汗し、13年前に植えた木々の生長に感動!
昨日(12日)、足尾ダムの落水はいつもより多いと感じました。ダムゲートのそばに生きるヤマボウ
シには赤い実がたわわに実り、蜂や鳥たちを呼んでいるようでした。
昨日は毎週の育樹・育苗日でしたが、草取り作業に大勢の手伝いが来てくれました。JR東日本で長年働いていたOBの皆さん(JR東労組OB会)が現役の頃植えた木々たちを見て、少しでも元気にさせたいと26名が来てくれました。向かいいれたのはスタッフ6名、まずは福田哲夫スタッフから作業前の打ち合わせのミーティングを行いました。
最初に、大野昭彦理事(東京事務所長)から歓迎の挨拶、続いて、橋倉スタッフから作業説明をしました。
作業は「民集の杜」の草刈り、皆さんは今年5月に植えた幼木と競争している草を刈ってくれました。総勢32名は、二手に分かれて草刈をスタート。草は見る見るうちに刈られていきましたが、ヤブカラシのツルにてこずっている皆さんもいました。それでも、3~4人で草刈をしているスタッフの作業とは雲泥の差でした。作業はあっという間に終了しました。
作業をしていると蜂を発見、即、殺虫剤ジェット噴射で巣のある穴を塞ぎ、応急処置。幸いに刺された人はいませんでした。草刈後は、昨年植えたエリアの草取りも行ってくれました。背の低い苗木の周りの草を抜きました。皆さんは、「たった1年でこんなにも違うのか!」と、木々の生長に驚いていました。
草取り後は記念撮影、その後は13年前に植えた「臼沢の森」の観察会を行いました。殆どのOB会員は、一度はこの地で作業経験のある方で、「階段を何往復もした」とか、最初の植樹祭に来て植えた時の話をしていました。多くの皆さんは、13年経って生長した森を見て感嘆の声をあげていました。
作業と観察を終えた後は、昼食交流会。森びとスタッフが自己紹介を行い、参加者全員から感想をいただき
ました。参加者は殆どの人が森づくりの経験者で、背負子で土を運び揚げた思い出、宮脇先生から「土を舐めてみなさい」と言われ時の感想、「当時の森作業は本当にきつかった。二度と足尾には来たくなかった」などの感想を話してくれました。
また、「久しぶりに来て、臼沢の森が本物の森に育ちつつあるのを見てよかった」「最初の植樹祭には2歳息子を連れて植樹したが、すごい森になりの感動した」「この森をつくったその一員だということに誇りを持てる」なども語られました。
大谷OB会長は、「今回の森作業では辛くて二度と来たくないという人がいないので、来年もやります」とまとめてくれました。交流会中には、子キツネが現れ、JREUOBを歓迎しているようでした。
JREU大宮のOB会の皆さま、未来の命の源である森を育てていただきありがとうございました。サポートしてくれたスタッフの皆さまお疲れさまでした。本日のスタッフは、大野、鎌田、松村宗、橋倉、松村健、岡安、福原、小川、福田、加賀でした。(報告 加賀春吾)
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