原発廃炉費用を利用者と新電力に負担させる?政府に怒り
どうしてこんな新制度が検討されているのか、驚きです。いや、政府は国民を馬鹿にしているのか、と怒りを感じています。
昨日の報道を見聞きしていると、「政府が導入を検討している新制度は、原発を保有する大手9社だけでなく、新電力にも廃炉や福島原発の賠償費用を負担させる仕組み。新電力各社は電気料金に上乗せして回収するため、契約者の負担が増すことになる」(9/8付・『毎日新聞』)、という。
背景には、「4月に始まった電力自由化で大手から新電力に切り替える消費者が増えた場合、巨額の費用がかかる原発の廃炉や事故の賠償に支障をきたす可能性があるため」(同紙)らしいが、国民を見下すのもいい加減にしろ。
フクシマ原発事故では9万人以上が避難生活を余儀なくされている中で、その上、国民の過半数が原発に頼らない暮らしを望んでいるのに、そのような事を政府が検討しているなんで、新制度を命じた政府首脳の人間性はどこにあるのか、と情けないです。
とにかくその真相をつかんで、それが本当ならば今年前半に開催してきた「市民フォーラム」で出合った方々と話し合わなければなりません。(理事 髙橋佳夫)
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