草木の息づかいを感じる春の足尾松木沢
各地では夏日の様でしたが、今日の足尾は穏やかな春の一日でした。ここ毎日、足尾松木沢にある森びと広場に向かうのが楽しみです。草木の息づかいと葉の薄化粧色の変化が日ごとに美しくなってくるからです。
苗床のポット苗と草との息づかいは激しさを感じます。草は苗が葉を付ける前に一気に大きくなろうとしています。当然、ポット内の根は御覧の通り、びっしりと土の外側を張ります。これを放置すれば水分や栄養は草に吸収されます。この時季、草取りは大切な森作業です。
また、苗床では昨年秋に播いたドングリ達が芽を出し始めました。これから一年間はこの実から栄養をもらいながら生長します。
地中にドングリがあることを猿やネズミは学習しているので、午後は、トロ箱にネットを覆いました。
午前中は、昨日に続き、松木の杜の補植です。3人で100本のクヌギを植えてくれました。
広場の周囲に植えてある桜の息づかいは、花を開くのに“ドキドキ”しているようです。穏やかとは言え、朝夕は冷えるかもしれないので、蕾を一気に開かないようです。
それでも一番先に咲くフジ桜は写真のように、小さな花を開いてくれました。
ヤシャブシは周囲の茶色を黄緑色に変える春の幕を開けている感じです。今日のボランティアは鎌田、橋倉、加賀でした。(報告 高橋佳夫)
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