今までの生活を今一度見直す機会になりました
14日に足尾・松木沢を見学に来てくれた幸手市民からその感想文が届きました。お二人から届きましたのでまず、女性の感想文を以下、紹介します。
「森びとプロジェクト委員会」の皆様、先日は大変お世話になりました。去る7月14日、私たち「権現堂川地域環境保全協議会」の会員45名は、視察研修のため足尾(旧松木村跡地)を訪れました。まず、「森びとプロジェクト委員会」のメンバーの方から、足尾の豊かな自然が、世にいう足尾鉱毒事件により破壊され、岩山になってしまった経緯、その山に秋、近隣のどんぐりを拾い、ポットで育てて一本一本植えていく、「森づくり」のお話を伺いました。「森づくり」も8年目に入り、今では緑の山に生まれ変わり、最初は蟻の様な小さな生き物が来、今では熊や鹿も現れるとのお話に、壊してしまった自然を元に戻すことの困難さと共に、自然の連鎖、自然の恵みについて考えさせられました。昨年、東日本大震災とそれによる原発事故が発生し、大変な衝撃を受けました。昨今の世界規模の気象異変は、豊かさを追い求め、自然との共生をないがしろにしてきた私たちが、今までの生活を今一度見つめなおす機会となりました。戻りつつある自然の中で鶯の鳴き声に、胸迫る思いで足尾を後にしました。(Mさま)
Mさま、感想文を送っていただきありがとうございました。
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