カテゴリ「ふるさとの森づくり」の2081件の記事

2021年9月12日 (日)

てきぱきとした森作業で里親植樹の準備が整いました

 本日(12日)の足尾・松木の森びと広場の天気は曇り、気温は18度でした。8時50分、ホットコーヒーを飲みながらの早めの打ち合わせ。9時5分には、小柴さんが草刈り機に燃料を入れて準備を整えました。

Dsc05842  作業は、みちくさ前の「畑」と「みちくさの庭」の草刈りを小柴さんと加賀さんが行いました。庭の一部は秋色の草木で、二人は植えた草木と他の草に注意しながら進めてくれました。

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Dsc05843  畑の草を刈ると中倉山のブナの実から育てている幼木が黄色い葉を出していました。早く大きくなってと願うばかりです。

Dsc05850  筆者は、舎務室の整理整頓を行ないました。室内は湿気で汗ばみましたが、大汗をかくほどではなく、事務所から運び入れた本や資料を本棚に並べました。

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Dsc05852  みちくさ前の「畑」と「みちくさの庭」は草を刈ると秋本番を迎えることができると、気分がホッとしました。どちらの作業も午前中に完了しました。

Dsc05847  昼食時に、「みちくさの庭」の草刈りの時に食べごろのブラックベリーを加賀さんが摘み、持って来てくれました。黒ずんだ実をいただくと、軽いスッパさと甘みのある味がしました。

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Dsc05849  昼食後の作業は、森びと広場の下の「新植樹地」の草刈りを終えて、15日の追悼植樹と里親植樹で使用する用具を点検・準備し、軽トラックに積んで「臼沢西の植樹地」の入口まで運び込みました。本日はてきぱきとした作業ができました。小柴さん、加賀さん森作業ご苦労様でした。(報告者・済賀)

2021年9月11日 (土)

天高い青空から吹く爽やかな風を浴びて足尾の森作業

Dscn7661  昨日(10日)の足尾・松木沢は、久々の青空が見えました。街中では、あちこちでコスモスの花が揺れていました。朝9時の気温は20℃、爽やかな空気の中で森作業をスタートすることができました。

Dscn7641  朝の打ち合わせでは、7日に提出した栃木県議会への「陳情書」とその後の記者会見の報告が話され、そのブログを見た佐野市在住の男性からの「森びとの取り組みをお手伝いしたい!」というメールを快く歓迎する話合いをしました。

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Dscn7651  森作業は、15日に行う「宮脇昭最高顧問慰霊植樹・9月里親植樹」会場に培養土を敷き詰めました。その上に、苗木を支える篠竹を刺しました。他のサポーターは、「民集の杜」の草刈りを行いました。

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Dscn7657  午後は、宮脇先生を偲ぶ広場に供えるリースを作り、鎌田さんが用意した焼香代わりにするドングリとヤマグリを器に入れ、「喪章」も整えました。最後は、森びと広場や作業小屋周辺の整理整頓を行い、爽やかな汗を拭い、散会しました。

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Dscn7659 昨日の作業は、鎌田、大野、福原、筆者でした。(報告・橋倉)

2021年9月 8日 (水)

秋の森の防潮堤づくり活動を話合いました

 本日(8日)、応援隊は第2回役員会を開催しました。雫育苗場にいく途中、水田の稲はたわわに実をつけて頭を垂らし、収穫を待っていました。

Photo_3  会議では、第1回役員会以降の取り組みと今後の活動について議論しました。これまでの取り組みでは①福島県林業会館フォレスト助成金認定報告、②福島県議会への請願書提出打ち合わせ(高野県議議員)、③南相馬市議会一般質問議会傍聴報告、今後の取り組みでは、①福島県議会請願書提出日程について、②南相馬市議会請願書提出内容検討について、③第9回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭について議論しました。

Photo_4  南相馬市議会報告では、南相馬市議・小川事務局員は9月議会一般質問を行い、植樹祭の苗の管理等の3項目の質問をしました。そのひとつは、植樹祭用の苗の活用について、二つ目は植樹祭会場の管理について、三つ目は植樹祭会場の周知についてでした。

Photo_5  市側の回答は、県と協議をしながら進めていきたいということでした。また、応援隊の活動は市として非常にありがたいと認識している。植樹会場案内の看板やマップについては今後、作成を検討していきたいとの回答でした。

Photo_6  私たちとしては市議会での答弁を受けて、質問への方向性が一定程度見えてきましたので、今後も市役所と詰めた話合いを行っていくことにしました。また、足尾・里親植樹への参加については、応援隊ひとり一口の参加を行い、さらには友人知人に呼びかけていくことにしました。

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Photo_8  農園は、ナンバンとカボチャが間もなく収穫となり、今後たまねぎとカブを植えると松林副代表が話していました。本日の参加者は、渡部代表、松林副代表、菅野副代表、山田事務局、東城スタッフ、道中内スタッフ、松本スタッフ、岩橋恵美スタッフ、そして筆者でした。(報告 岩橋事務局)

栃木県議会に地球温暖化防止の陳情書を提出した森びとファンクラブ

 世界中の多くの人々は気候危機を何とかしてなければならないと思っているのではないでしょうか。その対策は“待ったなし”です。今は、評論している場合ではなく、できることを実行していくことだと思っています。やれることは小さいかもしれませんが、実行することは人類生存の基盤(地球)を健全にすることです。 

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            9/8の下野新聞報道記事

 私たちも気候危機には無関心ではいられませんので、各県の森びとシニア世代は培った知識を絞り出して、地球温暖化にブレーキをかけています。二酸化炭素を吸収してくれる木を植え、森を育てています。昨日、森びと栃木県ファンクラブは、県議会事務局議事課へ「2050年までに温室効果ガス排出実質ゼロへの取組に関する陳情書」を提出し、自治体や各団体・市民と心をひとつにして、具体的な行動を展開することをお願いしました。 

Photo          事務局へ提出する県FC

Photo_2           提出後の記者会見

 陳情を要約すると、①日本の「2050カーボンニュートラル」栃木県版を県議会として決議すること。②県下の企業はCO2排出量の多い化石燃料を燃焼しないことや原発に頼らない再生可能エネルギーへの転換・導入の現状とそれらに関する今後10年の計画を県民に明らかにすること。③CO2を吸収する森林再生などの緑化活動は益々その重要度を増している。県が管理する土地に県民運動としての植林を実施すること。特に、日光市足尾町愛宕下(旧松木村跡)の松木川対岸の荒廃地と宇都宮市が進めるLRTの線路沿線に植林をすること。④義務教育では森、里、川、海に触れ、人の命は大地と海の恵みで育まれていることを学ぶ体験型の授業を行うこと等です。20074 上:2007年当時の足尾「臼沢の森」・下:2018年の「臼沢の森」

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 私たちの陳情書は完璧な内容ではなく県民からの意見をいただき、多くの県民で豊富化できれば有難いと思っています。勿論、この活動は県民に強制するものではなく、全ての生きものの生存が持続できる地球(基盤)を健全にしていきたい方々との協働の恩送りとして推進できれば幸いです。

2005121 足尾の森づくり会場を判断してくれた福田知事と故・岸井理事長(2005年)

 この活動を共にサポートしてくれる県議の松井正一さん、山田美也子さん、今月22日から始まる県議会本会議、常任委員会、関係委員会での審議をよろしくお願いします。(運営委員 大野昭彦)

2021年9月 6日 (月)

宮脇昭先生の慰霊植樹と9月里親植樹へ向けた準備作業

Dscn7612  今日の足尾・松木沢はいまにも泣きだしそうな空模様でした。9時の気温は17℃、秋真っ盛りと思えるような涼しさでした。作業打合わせでは、大野さんからこの間の事業報告と今後の取組みについて提案されました。その後は、早速、作業現場の「臼沢西の森」へ出発。

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Dscn7616  現場から足尾ダムゲート方面を見ると真っ白でした。と思った瞬間、雨が降ってきました。雨は小降りでしたので鎌田さんは刈払機での草刈り、大野さん、加賀さんの二人は土留柵を造り、私は5月から7月に行った里親植樹地の草刈りを行いました。時折強く降る雨の中、予定した作業を進めながら、15日に行う慰霊植樹と8月と9月分の里親植樹の準備作業もしました。

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Dscn7620  昼食後は、明日(7日)行う栃木県議会への陳情書提出とその後の記者会見を想定したリハーサルを行いました。県FⅭ代表・加賀さんは真剣にプレゼンしていました。濡れた体と衣服をストーブで乾かしながら、「ああしよう、こうしよう」と意見を出し合いました。

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Dscn7627  その後は、雲集亭の荷物を片付け、慰霊植樹に向けた喪章やリース作りの準備を行いました。泥だらけで草刈りをした鎌田さんに感謝をしながら、きれいになった森びと広場を後に本日の森作業は終わりました。

Dscn7622        草刈りが終わった「臼沢西の森」

 今日の作業は、鎌田、大野、加賀、そして筆者でした。(報告 橋倉)

2021年9月 5日 (日)

温暖化にブレーキをかける福島県の松明

 今日(9/5)は、森びとプロジェクトが取り組んでいる地球温暖化にブレーキをかける具体的な取り組みについて、その福島県版としての活動を福島県ファンクラブがすすめていく話合いを行いました。中身は、県議会と南相馬市議会へ提出する「2050年までに温室効果ガス排出実質ゼロへの要望書」提出と、議員と市民がその活動の輪を拡げていくことです。

202195  今日は、県会議員の高野さんがその要望書の趣旨を快く賛同してくれました。さらには議会への紹介議員にもなってくれました。今後の進め方についてもアドバイスをしてくれました。高野さんからは、全会一致で可決を図るためにも各議員に働きかけていくことを約束してくれました。

202195_2  私の森づくり活動は、鎮魂復興市民植樹祭を通じて温暖化防止につながっています。その意味を分かり易い資料にまとめ、その資料を議員や市民に配布し、要望書の可決にアピールしていくことを話し合いました。

202195_3  私たちは、早速、チラシ作りに入りますが、議員と市民との報連相がとても大事なことであることを学びました。

202195_4  高野さん、ご指導ありがとうございました。(報告・東城敏男)

JR東労組東京のシニア世代と連帯して温暖化にブレーキをかけたい

 昨日(4日)、私たちの活動を応援して下さっているJR東労組東京地本のシニア世代が集うOB会の再建総会に出席してきました。東京都内の会場には40名程のシニア世代が集い、13時からの会議では現役の活動とシリア世代の活動の再出発を誓いあいました。

20210905  島崎 明準備委員長からは、これまでの経過が話され、「失ったOB会の信用・信頼の回復に向けて、現役の活動とその家族を支え、歴史に学び働く者のための運動の再出発をしたい」という旨の挨拶がされました。

Photo   私にとって感動したのは、「脱原発、憲法改悪反対、森びとプロジェクトなど環境問題を取り組んでいる団体との連携を強化していく」ということが、今後の活動方針に明記され、承認されたことでした。OB会員ひとりである私は、人類の緊急課題である気候危機とコロナウイルス感染のパンデミックと向き合う活動のアクセルを踏むパワーをいただくことができました。

Photo_2  JR東労組東京のOB会の皆さん、昨日はお世話になりました。(運営委員・大野昭彦)

2021年8月30日 (月)

松木渓谷を吹き抜ける風に秋の気配を感じ、里親植樹の準備に汗を流す

 本日は8月29日(日)、曇り空ですが作業小屋の9時の気温は25℃、蒸し暑さを感じます。橋倉さんが入れてくれたコーヒーを飲みながら本日の作業打ち合わせです。9月15日の森作業集中日には第4回(8月里親植樹)と第5回里親植樹、そして、7月16日に“天空の森”に旅立ちました宮脇昭森びと顧問の追悼植樹を行います。コロナ禍での準備を進めていますので、作業にはワクチン接種2回目を済ませた栃木県在住のスタッフ、サポーター4人が集まりました。

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 15日は臼沢西の森の階段西側の上部Q~Tの段に植樹を行います。Tの段に黒土が運ばれていないので、午前中は黒土運びを行い、午後は臼沢西奥の森の草刈り、T段の下の土留めづくりを行うことにしました。さっそく、背負子を軽トラに積み出発です。

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 背負子に黒土20ℓ袋を載せ臼沢西へ向かいます。水分を含み重さは倍増です。2袋積むと体感は30kgを超える重さに感じます。自分の体力、体調に合わせ無理のないように運びました。 

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 まずは階段下に積み上げ、階段2段ずつ黒土袋を上げていきました。一番下の段は風の通りが悪いため、汗だくです。上の段に行くにつれ松木川からの風が通り、爽快感を感じます。無理せず、声を掛け合い、休みを取り、呼吸を整え、48袋をT段まで運びきりました。 

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 午後は、岩が多く植樹地が地続きでは無くなってしまうため、安全に植樹が出来るようにT段に繋がる階段をつくろうということになり、甲羅板を半分に切り、階段づくりです。甲羅板を押さえる鉄筋を打ち込みますが、地中の岩に当たり、打ち込むのに苦労しました。何とか5段つくることができました。

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 鎌田さんは刈り払機で臼沢西の奥の森に繋がる道の草刈り、橋倉さんは奥の森の草刈り、加賀さんと筆者はT段下の土留めづくりを行いました。

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 岩の多い急斜面のため、土留め(植樹地)づくりは大変です。甲羅板を押さえる鉄筋がスムーズに打ち込めても、残り10cmぐらいで岩に当たりやり直しです。何とか足場となるU植樹地に甲羅板5枚分の土留めをつくることができました。残りは6枚分です。 

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 奥の森に繋がる通路はきれいに草が刈られました。奥の森の下草も刈ることができ、幼木が元気な顔を出しました。

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 臼沢西の森にもススキが生え、穂が風で揺れています。トンボは里に降りる準備をしています。秋が近づいていることを感じます。3時を過ぎたので、作業に区切りをつけて、道具を片付け、本日の作業を終了しました。

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本日の森作業は、鎌田、加賀、橋倉、清水でした。(報告・清水)

2021年8月24日 (火)

なごやかな気分を持ち続けて森の防潮堤づくり

2021824  今日(8/24)は8月後半の3回目の作業でした。昨日の大雨で苗木はひと安心。苗場は砂利を敷いたので今までのようなぬかるみが解消、すっきりした環境で作業ができました。飲み物は、ホットコーヒーから麦茶になって、岩橋さんが用意した麦茶を飲みながらの打ち合わせ。

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2021824_4  今日もポット苗の草取りと苗木のチェック、松林さんは農園のキュウリ(馬込半次郎)とカボチャの収穫、そして農園の後片付けを行いました。愛情がたっぷりで育てましたので、キュウリは苗4本で80本、カボチャは苗6本で30個が収穫できました。地産地消の自然の恵みを仲間たちで分かち合い、美味しくいただくことができました。松林さんは、すでに秋野菜を考えているようで、秋の恵みを楽しみにしてくれ!と話していました。

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2021824_6  草取り班からは、シャリンバイのポット内にユリがあることに気づき、切り離さないで静かに見守っていくことにしていました。何と心優しいスタッフたちでした。遠くの森の中からはツクツクボウシが力を絞って鳴いていました。

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2021824_13 休憩タイムでは、先日、市長選に立候補の意思を表明した応援隊顧問の桜井さんの話題、そして、来月の作業計画の予定や補植・草刈りの再確認を行いました。最後に、今日で収穫最後のカボチャを手に持って「ありがとう。おいしかったよ」とつぶやきながら記念写真を撮り、散会としました。

2021824_8  散会後、松林さん、岩橋さん、筆者で10月24日に開催する第9回鎮魂復興市民植樹祭の北泉地内の会場を見てきました。残念ながら今年も昨年同様、コロナ感染拡大防止のため「市民限定の縮小規模」とはなりますが、市役所との協働作業で実りある植樹祭をつくり出します。スタッフの皆さん、お疲れさまでした。

2021824_12         秋の植樹予定会場

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2021824_11  伊達市までの帰り道、飯舘村の畑一面に咲くヒマワリと白く咲くそばの花を見ると気持ちが癒されました。今日の作業は、菅野、松林、岩橋、道中内、松本そして筆者でした。(敬称略・報告 東城敏男)

2021年8月22日 (日)

想定外の気象現象に気持ちを引き締めて足尾の森作業

Dscn7557  昨日(21日)の足尾町・三川合流ダムから落ちる水は激しい音を立てて川幅いっぱいに流れていました。でも気分は、雨天続きに終止符が打たれた日が表れ、ホッと一息ついています。昨日の足尾の天気は、、時々雲の合間から陽がさしこんでいました。長雨で被害はないかと周囲の様子を見ながら作業小屋に向かいました。

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Dscn7568  9時の気温は24℃で少し蒸し暑い感じがしました。昨日は、人間の都合で衰弱させてしまった苗木が猿にいたずらされてしまった場所の補強です。現場に行ってみると、オオシマザクラが10本、ミズナラが2本ポットから引き抜かれていました。衰弱した苗木はこれから暑く乾燥が強くなるのでは予想し、土を掘ってポットを埋め込みました。

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Dscn7574 午後は、土砂が流れ込んだ給水口の復旧と松木の杜、民集の杜の点検を行いました。大きな異常はありませんでしたが、単管パイプの折損が2カ所ありました。民集の杜は、以前土砂が流れ込んだ場所と同じ個所に30㌢大の落石があり、フェンスも倒れていました。

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Dscn7577  自然のパワーは人間の都合を裏切り、同じようなことが起こり、物事は私たちが考えている通りには進まないことを改めて思った昨日の森作業でした。森作業は、鎌田と筆者でした。(報告 橋倉喜一)

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