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2021年10月 7日 (木)

渡良瀬川源流の森を元気にしたい!熱い思いがあふれた森作業。

 本日は10月7日(木)、森びと広場の9時の気温は16℃と肌寒く、松木の山々は雲に覆われています。

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 本日の森作業には、9月7日に栃木県ファンクラブが栃木県議会に地球温暖化防止に向けた陳情書を提出した下野新聞の記事を見て連絡をいただいた佐野市在住の山内さんが参加してくれました。

 話しを伺うと、山内さんは東日本大震災で被災した南相馬市の復興ボランティア活動や、2年前の台風19号で佐野市内の旗川や秋山川が氾濫した際も床上浸水の被害を受けた家屋の土砂除去などに汗を流してきたそうです。渡良瀬川は氾濫を免れましたが、「下流域を水害被害から守るためには源流の森の保水力を高めなければならない」と足尾の森作業に参加した思いを話してくれました。

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 大塚さんが入れてくれたコーヒーを飲みながら本日の作業打ち合わせをし、20日の里親植樹地への黒土運びをすることにしました。筆者清水は山内さんを松木、新松木、民集の杜、臼沢の森を案内し、多くのボランティアの皆さんと育ててきた森を見ていただきました。

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 12時近くなり、森作業グループの下山に合わせ作業小屋に戻り昼食をとりました。大野さんから大きな梨“にっこり”の差し入れがあり、食後のデザートにおいしくいただきました。ごちそうさまでした。

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 黒土は、袋の破けてしまったものを含め31袋を臼沢西の森に運び、午後はバケツリレーで109袋を上部に積み上げました。黒土の袋は水分を含み重さが増しているので、急斜面での土上げは大変です。腕は震え、掴む手の握力が弱ってきます。階段に並び、10袋上げたらひと休みし呼吸を整え、場所を交代しながら、無理のないように運び上げました。

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 20日の植樹地にはすでに黒土が入れられており、まだ土の入っていない場所に土入れをしました。

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 運び上げた黒土と一緒に記念撮影。下山し背負子と空き袋を片付け、本日の森作業を終了しました。

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 作業小屋で本日の作業を振り返り、山内さんからは「木を育てることは本当に大変。勉強になりました。今後も森作業に参加したい」と感想をいただきました。温室効果ガスを吸収し、豪雨災害を少しでも食い止めるために、渡良瀬川源流の森を一緒に育てていきましょう。

本日の森作業は、大野、鎌田、大塚、山内、清水でした。(報告・清水卓)

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