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2017年10月の23件の記事

2017年10月29日 (日)

冬を迎える前の森の防潮堤、南相馬市民55名が草取り作業

Img_0915 10/14植えた幼木たち

 第5回植樹祭(2017年10月14日)から早いもので2週間が経過しました。台風21号の影響の中で植えた幼木たちは大丈夫かなと思ったのは私だけではないと思います。当日、ぬかるみの悪条件の中で、30.000本植樹できたのは、全国の植樹ボランティアの情熱とスッタフの並々ならぬ努力によって大成功したと思うと、感無量の一言です。改めてありがとうございました。

Img_0918  昨日(28日)は、第3回植樹祭(2016年3月27日)会場の除草作業を行いました。スッキリしない天候でしたが、南相馬市役所に勤める若者たちも休みを返上し、積極的に森作業を行ってくれました。

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  市役所からは若い職員多く参加してくれましたので、先輩職員は励みと元気をもっているようでした。山田生活環境課長をはじめ阿部教育長、原町地区連合のみなさん、そして広報「みなみそうま誌」を見て参加していただいた市民のみなさん大変お疲れ様でした。

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Img_0924  参加してくれた方々は55名、その中から「植樹してから3年間は草取りをする大切さを学びました」「苗木を丈夫に大きく生長させるためには環境整備の重要さを実感できました」「来年はこの地で全国植樹祭も開催するのでぜひ参加したい」等の感想をいただきました。

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  終了後、応援隊は雫浄化センター育苗場に戻り、越冬対策の事前準備として苗木の入れ替え作業を行い環境整理を行いました。市民応援隊の参加者は、渡部、松林、岩橋、東城でした。(報告 東城敏男)

2017年10月25日 (水)

足尾町の奥山には人々を感動させる素晴らしい紅葉が観られる森がありました!

11  上の写真は、秋色がきれいでとても素晴らしい紅葉ですが、ここが足尾町の奥山です。 

25  今日の朝6時45分頃、足尾ダムに向かうと、平木ちさこ理事は既に到着していました。今日は中倉山のブナを平木ちさこ理事に案内する日、今すぐにでも雨が降りそうな日。しかし、雨は下山するまで降らず、雨雲から太陽が顔を出してくれました。その上、こんなにも素晴らしい紅葉が観られる足尾町の山並みがあることに驚いた日でした。今日は、そのひと幕を紹介します。案内人は、鎌田スタッフご夫妻、松村宗雄スタッフと筆者、初登山者は平木ちさこ理事ご夫妻と友人の山川さん。

12_2  仁田元川上流に向かってを少し歩くと中倉山の登山口。今日は、のんびりと中倉山山頂を目指しました。30分も登ると、トチノキが色づいていました。

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2  さらに歩を進めると通称・前倉山と呼んでいる所からの紅葉とその奥には「孤高ブナ」が見えました。

4  途中には鹿たちの「泥風呂」跡がありました。

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7  さらに歩を進めると、北斜面の稜線に出て、眼下には「森びと広場」や紅葉を始めている「臼沢の森」が見えました。

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9  ベースキャンプの仁平スタッフと無線交信をして、山頂へ。途中、寒い中でリンドウが花を咲かせていました。笹も冬を迎えて化粧直し。鹿はその笹を餌にしているようでした。

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14  さらに歩を進めると、中倉山南斜面と仁田元川源流斜面の紅葉に驚き、全員が「わあー!きれい。なんて素晴らしいの」という声が全員からあがりました。山頂で記念写真を撮っていたら、今日は絶対見られないと思っていた富士山がうっすらと見えました。これにも感動!

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22  西へ歩を進めると、稜線上にブナが黄金色の葉を少しだけ残し、凛として生きていました。一世紀以上も生き続けるブナに感動。手前の南斜面では弟ブナも元気そうでした。

13  男体山が見える北斜面は今でもご覧の通り。

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19_2  ブナの命をつなぐ実が落ちていたので、その手伝いをしようと実を拾いました。その前で、記念写真。

23  下山途中、雨雲から太陽がピンポイントで陽を当てた山裾には鮮やかな秋色の輝いが出現、この瞬間にも「わあー、素敵!」と声があがりました。

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24  ブナ発見以降、現在もその調査をしている私たちですが、こんなにも輝いている足尾町の奥山を見ることができたのは初めてでした。松村スタッフさんは、その感動と嬉しさを「万歳!」で表現してくれました。

5 上の写真は足尾町を見下ろした所。

 13時頃には「みちくさ」で昼食。ベースキャンプ担当の仁平スタッフがカレーライスとサラダを作って待っていました。美味しい野菜カレーライスを食べました。仁平さん、ご馳走様でした。

21_2  足尾町は“グレー色”というイメージで見られがちですが、奥山には人々を感動させる秋色の森がありました。(報告 髙橋佳夫)

2017年10月24日 (火)

黄金の森を夢見て今年最後の植樹祭準備はじめる

 台風一過で秋の青空の下で森作業ができると思っていたが、いつ雨が降ってもいい曇天の作業となりました。

1  朝、ストーブを囲んで打合せ。鎌田スタッフが用意した作業メモを読みながら、作業の詳細を確認し合って作業開始。

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Photo  作業現場は臼沢の森西、石ころだらけの斜面で、獣がどこからでも侵入できそうな草地。来月18日に実施する今年最後の植樹をする「秋の感謝デー」の現場。その日の参加者を20名と見込んで120本程植えられる石ころだらけの草地を開墾しました。

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Photo_3  今日は、柵設置、黒土と培養土の運び入れ、作業通路の整備を行いました。昨年植えて柵を設置したところは苗木が獣害に遭わず、2㍍程に生長していました。

4_2 昨年植えた木々

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4  スチール製の柵を運び入れ、柵を支える鉄筋も担いで運び、ツルハシなどで石ころを掘り起こしました。作業は薄暗くなる16時過ぎまで続き、柵の借り設置と開墾、土運び入れなどが終わりました。

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Photo_7  作業はとても疲れますが、臼沢の森の木々たちが日に日に秋色に色づいていますので、道具を担いで踏ん張る足は重く感じられませんでした。いにしえの松木村の森が蘇ってきそうな霜月でした。

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Photo_9  本日のボランティアは、鎌田、松村宗雄、松村健、岡安、小川、柳澤、福原、仁平そして筆者でした。(報告 髙橋佳夫)

2017年10月23日 (月)

肌寒い森の中で今年最後の森作業

 巨大台風21号が本州に上陸しました。進路予想は関東から北海道へ向かっていますので、北東北でもこれから強風と大雨に警戒です。

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Img_2235  さて、みちのく事務所では10月21日、県民の森キャンプ場、元山堆積場において腐葉土づくりを行いました。

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Img_2249  この作業にはJREU盛岡の組合員の皆さんとOB会員が手伝いに来てくれました。前日まで降り続いた雨と曇り空の影響で、とても寒い中での作業となりました。森の中では、落ち葉をかき集め、枯葉をフレコンバックに入れ、そこに米ぬかを混入しました。フレコンバック10をトラックに積み、元山堆積場へ移動。枯葉にEM菌を混ぜて保管しました。 

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Img_2309  作業終了後は、温かい豚汁と弁当を食べ、冷えた身体を温めました。この森作業をもって2017年のみちのく事務所の作業は終了となりました。皆様のご協力に感謝いたします。(報告 みちのく事務所・成田)

2017年10月22日 (日)

南相馬市民が小雨の中で森の防潮堤の草刈り

P1020734  先週は第5回「鎮魂復興市民植樹祭」で大変お世話になりました。3万本の苗木たちは新たな自然環境この地に慣れるまで厳しいでしょうが、市民応援隊は新しいふるさとになるこの大地に根を張っていのちを守る森に育てていきたいと願っています。2.300名の植林ボランティアに心から感謝します。

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P1020728  昨日21日は、小雨が降る中、9時15分から約2時間、第4回植樹会場(原町区南萱浜地区)の除草作業を行いました。集まってくれたのは、原町地区連合、南相馬市役所、市民の方々37名でした。毎回参加している方が多く、作業はスムースにすすめられました。

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P1020729  作業は、応援隊から除草方法などを説明し、手慣れたリピーターの皆さんによって予想以上にはかどり、早めに終了しました。参加者からは、「先週は植樹祭が成功に終わって良かった」「1年目なので雑草が少なくて良かった」「植樹だけではなく除草などの管理が必要でだと感じた」」などの声が寄せられました。雨の中での作業の大変ご苦労様でした。(報告 応援隊事務局・岩橋 孝)

2017年10月21日 (土)

しっとり濡れた苗木たちの秋色に見とれながら台風に備えた森作業

Photo  朝の足尾松木沢の「森びと広場」は写真の通りです。台風21号が本州に上陸する前の雨雲の様でした。

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Photo_4  苗床の落葉広葉樹たちは冷たい雨に打たれても鮮やかな秋色を見せてくれています。写真はイロハモミジ、カシワ、クヌギの秋色です。

Photo_5  今日は巨大台風が上陸することを前提にした作業と苗たちの越冬最終準備をしました。作業小屋に入ると、鎌田さんが「ハヤトウリを食べな!」と持ってきてくれました。松村宗雄さんも、柿とトウガラシ、ピーマン、ハヤトウリを持ってきてくれました。柿は「味見してほしい!」と、皮をむいた柿を試食させてくれました。甘さがそれほどなくとても美味しく、幼いころの柿の味でした。台風が襲ってくる前に自然からの恵みを大切にいただこう!ということで、採ってきてくれました。ありがとうごさいました。

Photo_6  作業は、鎌田さんが持ってきたメグスリノキの種を蒔き

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Photo_8  ビニールハウスに入れた苗に散水する水タンクに水を引き込むホースの設置

Photo_9  キツネが出入りする穴の補修

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Photo_11  来月の「秋の感謝デー」にご馳走する柿の収穫、そして強風対策等でした。

Photo_12  昼食後は、台風が通り過ぎた後の作業打合せを行い、24日は「臼沢の森西」の植樹準備、25日は中倉山のブナ調査を計画通り行う事にしました。雨雲は厚くなり、薄暗く暗くなって雨も強くなってきましたので、本日の作業を終了しました。

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Photo_14  本日のボランティアは、鎌田、松村宗、仁平そして筆者でした。(報告 高橋佳夫)

2017年10月20日 (金)

想定外の気象から常緑樹の苗を枯らさない森作業

 足尾でも台風の進路が頭から離れない数日間です。海水温度が高いということで台風21号は巨大化し、スピードを速めてその進路は日本に上陸するのではないかと報道されています。そんなわけで急きょ、森作業計画の変更と22日の体験植樹の中止を判断しました。その連絡を関係者にしてから森びと広場へ出発。作業小屋の入口に着いてみるとキツネが小屋の番をしていました? 

Pa209096_2  今日の作業は昨日に続き、常緑樹のシラカシ、スダジイ等の苗木をポットに移し替えて、ビニールハウスに移しました。この頃の天気は想定外が多いので、いつ霜が降っておかしくありません。霜で苗を枯らしてしまってはならないと、苗床にある全ての苗をハウスに移動しました。いつもよりもスピードを上げて作業していると、周囲が薄暗くなり、時計を見ると午後4時半を過ぎていました。どうりで雄鹿の遠吠えがあちこちから聴こえてきていました。

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 台風が連れてくる大雨を予想すると、長屋・「どくだみ荘」の住人は東側斜面のニセアカシヤ林の土壌が崩れるのではないかと心配になります。皿状に張る根の力では大雨の勢いを止められないのではないかと思ってしまいます。ですから対策は“避難する”だけです。よって、森作業は明日で終了することにしました。今日は忙しくも充実した一日でした。

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 本日のボランティアは仁平と筆者でした。(報告 高橋佳夫)

2017年10月19日 (木)

足尾の奥山に初雪が降り、冷たい雨の中で森作業

Photo  初雪のニュースが聴こえてくるシーズンとなりました。今日の足尾は冷え込んでいたので、周囲の山にも初雪が降ったのではないかとダムに向かうと、やはり日光方面(足尾の奥山)の山頂は薄っすらと白くなっていました。

Photo_2  森びと広場から皇海山(西)方面を見ると、こちらの山頂も初雪でした。今日の作業は、仁平、柳澤両スタッフがマルチング用の樹皮等を提供してくれる森林組合との話し合い、筆者は霜が降りない前に常緑樹のポット苗をビニールハウスへ移動する作業でした。

Photo_3  冷たい雨が降った中での作業を始めようとビニールハウスの扉を開けると、キツネの兄弟がハウスで雨宿りしていました。とても寒そうでした。

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Photo_6  ハウス内はポットの根が凍らないように、地表に籾殻を撒き、その上にヤブツバキを並べました。

Photo_7  ハウス内の草を取っていると、カマキリがバッタを握り、遅い朝食を食べようとしていたので邪魔をしないように、カマキリから離れて草を抜きました。

Photo_8  昼食は一人で食べました。作業小屋は写真の通りで、ストーブで暖をとっています。

Photo_9  3時頃になると仁平スタッフが戻ってきたので、森林組合との話し合いの報告を受けました。今日は冷たい雨に打たれた作業でしたので、早めに帰路に着きました。今日のボランティアは仁平、柳澤そして筆者でした。(報告 高橋佳夫)

 

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2017年10月18日 (水)

落葉広葉樹の幼木の越冬準備に加勢する!

 朝9時の気温は13度、透きとおった秋の青空が見えていた足尾松木沢。

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Pa189037  今日は、事務局員の福澤 猛さんが手伝いに来てくれました。まずはホットコーヒーを飲みながらの打合せと14日に開催された「鎮魂復興市民植樹祭」のサポートをしてくれた森びとインストラクターの感想等を聞き、早速、作業小屋の冬様式に衣替え、その後は落葉広葉樹のポット苗の草取りを行いました。

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  昼食後の作業も同じでしたが、ネズミの匂いがするのか2歳のキツネが遊びに来ました。今日はカラスの鳴き声だけが聞こえたので、ラジオからのクラシック音楽を聴きながら作業にしました。キツネもクラシックに耳を傾けていたようです?

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Pa189238_2  ポット苗の根の一部は写真(上)の様に草の根に締め付けられています。越冬を迎えるにあたって、窮屈なポットから解放してやることができました。

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Pa189235_3  午後3時頃になると急に冷たい風が森びと広場に吹きはじめ、周囲が暗くなってきましたので後片付け。冷えてきたので小屋でお茶を飲み身体を温めました。福澤さんは、「今日の青空は“秋が来たー!”、という清々しさを感じた」と言っていました。本日のボランティアは、仁平、福澤、筆者でした。(報告 高橋佳夫)

2017年10月17日 (火)

久しぶりの秋晴れ、何となく重たい気分が吹っ飛んだ!

 太陽の光と青空がこんなにも有難いものかと思った一日でした。朝の気温は9度、中倉山には雲がかかっていましたが、ガスが上昇していたので天気は良くなると思いました。

0  今日は、11月18日に予定している「秋の感謝デー」で植える苗木を獣害から護る柵を支える鉄筋の再利用の準備をしました。

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3  上の苗床に刺してある鉄筋と柵、金網のすべてを取り外しました。11月には、これを再利用して、臼沢の森西に補植する苗木を護る柵になります。

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6  昼食後の天気は重い気持ちを吹き飛ばす秋晴れとなりました。青空と冬鳥のマヒワの鳴き声、そして遠くでは雄鹿の遠吠えが聴こえるだけの静かな足尾松木沢。そんな中でスタッフの技は発揮され、周囲100㍍程の苗床は整備されました。

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8  朝一番に松村宗雄スタッフは樹徳高部活動サポートの感想文を筆者に渡してくれました。少しだけ紹介します。女子高生から「森びとの方々は温かいですね」という言葉を聞いて、“山と心に木を植える”という合言葉の意味が分かってもらったのかと思いました。肌寒い日だったので薪ストーブに火を入れましたので、その相乗効果もあったのかもしれませんが、貴重な体験をさせていただいた一日でした。

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81  夕方4時過ぎると、森びと広場には鹿たちが寄ってきました。この広場は比較的風が当たらない場所なので落ち着くのでしょう。“早く帰ってくれ!”と言わんばかりの鹿でした。

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Pa179229  本日のボランティアは松村、小川、福原、仁平そして筆者でした。(報告 高橋佳夫)

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